LITALICOジュニアの放課後等デイサービスでは、
50分間の授業で算数のみ取り扱うという授業は少なく、
「国語と算数」だったり、「ソーシャルスキルと学習」だったり…
そのお子さま一人ひとりのニーズに合わせて、授業構成をしています。
本日はその中から算数の授業を少しだけご紹介したいと思います。
Aくんは算数がすごく苦手で、まったくできないわけではないけれども、
自己肯定感が低い状態でLITALICOジュニアの通塾をスタートしました。
まずは足し算の計算から。
①具体物の操作
②数字を〇に置き換えて数える操作
③数字を指に置き換えてカウントアップの操作
と、徐々に補助が少ない形で計算に取り組めるようになりました。
少し出来ることが増え、自信がつき始めた段階で、足し算の筆算に取り組みました。
教科書の順序で行けば、足し算が終われば引き算…と進むところですが、
LITALICOに通っているお子さまの中には、やり方が変わること・今までのあたりまえが変わることを苦手に思うお子さまも多いため、Aくんも足し算ができたら足し算の筆算にレベルアップという順序にしました。
繰上りのないものであれば、2桁の筆算も10桁の筆算も操作は同じ!
桁が多くなればなるほど「あれ…こんなすごい計算が出来てしまったぞ…」とAくんもびっくり。
その日の授業終わりにはお母さまに「4年生くらいの勉強が出来たー!」と笑顔で話していました。
このように、お子さまの苦手意識や抵抗を払拭するために、
どのタイミングでなにをすれば良いのかはお子さまによってさまざまなので、
保護者さまと一緒にタイミングを見極めながら指導しています。
あの子はこうだから、この子もこう!ではなく、
その子に合ったタイミングと手段を大切にしながら、
今後も楽しい指導を考えてまいります!
算数の授業
教室の毎日
18/06/13 17:07