児童発達支援事業所
  • 空きあり

多機能型通所支援事業所 リーノのブログ一覧

近隣駅: 村井駅、平田駅 / 〒399-0701 長野県塩尻市広丘吉田50-7
24時間以内に1が見ています!
空き確認・見学予約
電話で聞く場合はこちら 050-3134-4181

集団場面でのあるある話し その1

教室の毎日
ある保育園で、実際にお見受けした様子についてお伝えしながらいろんなことを考えてみます。

未満児さんのクラスで見かけたある出来事。

落ち着きのなさが目立つ男の子でした。仮にA君とさせていただきます。

A君は、何か意に沿わないこと、上手くできないことがあると、どんな状況であれ大きな声をだして騒ぎます。

座っている椅子を前に移動できない!  お菓子の袋が開かない! その都度「あ~」と大きな声を出します。

様子を見ていると、必ず周りの大人の顔を見ながら声をだしていました。

さて、

朝の会の始まりに、先生がオルガンを弾いて歌をうたう場面です。

1曲目、「カエルの合唱」、2曲目「手を叩きましょう」。

2曲目になったとたん、「カエル、カエル」と大きな声をだして騒ぎだしました。

先生は無視をしています。そうすると、よけいに大きな声をだして騒ぎます。

ずっと騒いでいるので、2曲目が終わった後先生が「じゃあ、カエルの合唱をもう一度歌いましょう。」と言いました。

それを聞いてA君は黙りました。

後で先生にお話しを伺うと、何か意に沿わないと大きな声を出して自分の思いややりたいことを通そうとするとのことでした。

言葉の理解力はあり、全体指示を聞いて行動することができることもありるとのこと。




解釈と支援の方法の一つとしては、

見通しが効かないこと、思いがけないことについて切り替えができないのが特徴だから、曲の順番を視覚的に示して見通しをつけること!

このような支援も方法の一つとしてはあると思います。




注目すべき点は、大きな声をだしている時は、大人の顔を見ていること!!

注意獲得行動とも言います。

リーノでは、この点に注目をして行きます。

注意獲得行動は、対人関係での誤学習につながります。

「カエル、カエル」と大きな声をだした結果として、3曲目にもう一度「カエルの合唱を弾いてもらえた」。

このような分析をリーノでは行っていきます。

対人関係で生じた誤学習の修正!!

この観点で療育支援を実践しています。

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。