SEDスクールでは、療育で使う手作りのおもちゃがあります。
今日は、その中の一つをご紹介します。
折り紙と新聞紙で作ったお弁当セットです。
年齢やその子に合わせて、使い分けが出来ます。
使い分けその①
低年齢の子どもさんは、お弁当につめたり、フライパンでいためたりと、折り紙と新聞紙で簡単な見立て遊び・おままごと遊びができます。白い折り紙を少し丸めて、本物のご飯みたいにして、お弁当に詰めて、おかずも入れて、運んでピクニック遊びに展開するお友達。茶色の折り紙を丸めてハンバーグにして遊ぶお友達もいました。新聞紙のベースを用意しておくことで、包んでおにぎりにして遊んだり、お弁当箱の絵本や手遊びと一緒に遊んだりするお友達もいました。また、この遊びの中でお弁当を開けたり、トングでおかずを挟む、紙を丸める・ぎゅっと力を入れて握るなど指先をたくさん使う場面が出てきます。日常生活に必要な動作が遊びながら獲得できます。また、絵本や手遊びを通して、見る力・聞く力を養うことも出来ます。指導員やお友達と一緒に楽しみながら、やりとり遊びにもつながります。
使い分けその②
幼児さんになると、新聞紙、折り紙、セロハンテープ、ハサミを用意することで、自分でイメージを広げて、作るお友達や、黄色い折り紙を切って、セロハンテープでまいて玉子焼きにするお友達がいました。このように、想像する力や道具の使い方の獲得など、楽しみながら手先や手首の動きの獲得が出来ます。また、幼稚園・保育園でも使う道具なので、ハサミの切り方・セロハンテープのちぎり方、貼り方などの練習をし、成功体験を重ね、自信をつけることで、園での製作が楽しめるようにサポートができます。
このように1つの遊びでもたくさん、遊びが広がり、子ども達の発想に日々驚きと発見がたくさんあります。
見立てることが難しい(想像して作るのが苦手)・人との係わりが難しい・新聞紙の感触が苦手・紙を丸めるのが苦手・手先が不器用(ハサミ・セロハンテープなど)のお子様も、楽しみながら作ること、できたという達成感を味わうことで、製作や道具を使うこと、ままごと遊び、人との係わりなどを楽しんでもらえるように支援していきたいと思います。
SEDスクール神戸王子では、その他にも、のりや絵の具等を使った製作活動も行っていますので、興味のある方は、ご連絡下さい。
SED手作りおもちゃ・製作遊び
教室の毎日
19/11/16 17:21