見通しが立てづらい、切り替えが難しい、癇癪があり困っているなどお子様について、悩んでいる保護者様はいらっしゃいませんか??
上記にあげたお子様は、不安感が高いように感じる時があります。今日は、不安を軽減させる方法をいくつか紹介させていただきます。
その①ミニセッションボード・絵カードの使用
当スクールでは、ラミネートした写真の裏に磁石を貼り、ホワイトボードに貼って使用しています。このようにして、視覚的にスケージュールを伝えることで、今から何をするのか、次何をするのかが分かり、不安が減ることで落ち着いて行動できるようになるお子様もいました。
その②花丸などを使い、できたを伝える
先ほど紹介した、ボードにできたのマーク花丸を貼るという方法です。視覚的に出来たが分かりやすいので、達成感が得られ、自信にもつながります。その他にも、できたが分かりやすい活動を取り入れ、お子様にできた喜びを伝えれるように、工夫をしています。できたを伝える方法については他にもたくさんあり、お子様によって伝わる方法、伝わりにくい方法もあります。その子にあった方法を見つけ、達成感を味わえるように取り組んでいます。自信がつくと、意欲的に活動に取り組むようになり、苦手な活動にも挑戦してみようという気持ちにもつながります。
その③時計を使って時間を伝える
時計に少し工夫しています。12・3・6・9のところに動物のイラストを貼り、その間に色付きの丸シールを貼っています。まだ時計が読めないお子様には、動物で伝えるようにしています。例えば、「かえるのところにきたら、先生と遊びます」など。いつくるかや始まり、終わりを伝えるようにしています。数字が読めるお子様には数字で伝えるようにしています。「6になったら製作を始めます」「9になったら終わります」のように、目で見えるので、あとどれぐらい遊べるかが伝わりやすいです。このように前もって伝えることで、自分で心の準備ができ、待つことが出来たり、スムーズに終われるようになったりするお子様もいました。時計が読めるようになると、時間で伝えてもいいかもしれないですね。時計は、園や小学校にもありますので、一度この方法が伝われば、活用できると思います。
癇癪が多くて困っている場合も、見通しをもつことで、軽減される場合もあります。お子様によって、上手くいく方法、上手くいかない方法がありますので、上記にあげた方法で、改善されるとは言いきれませんが、その子に合わせて、保護者様と一緒に最善の方法を考えていきたいと思っています。
個別ですので、じっくりと関わり、お子様の良いところを伸ばし、苦手なところをサポートしていきたいと思っております。
当スクールでは、毎回のセッション後に、保護者様との振り返りの時間を15分間設けております。普段、人には言いづらいこと、お困りのこと、お子様の好きなもの、日々のお子様の成長のお話、日常の出来事など、なんでもお話いただけます。一緒にお話いただくことで、私たちも日々発見があり、充実した時間になっております。
見通しをもつ方法
教室の毎日
19/11/21 10:15