新学期が始まって2週間になります。
このごろ気になっているのは、子どもたちの表情に疲れが見えるということです。新しい学校、新しい学級で学校生活をおくる中で、処理すべき膨大な情報量に圧力を感じたりや今までと異なる体験に疲弊しているのが見てとれます。
大阪の子どもたちの学習理解度が全国水準に比して低いといわれてかなりの時間が経過しています。学習理解度は、主体的・自発的な学習の姿勢と密接な関係があるのは言うまでもありません。大阪の子どもたちの学力を向上するために、こうした分析結果をもとに課題解決に向けた方針を決定し、具体的な施策を展開していくのは行政の大命題であり、学校だけではなく、保護者・地域が全力で取り組むべき問題だと思います。
一方、コロナウイルス感染が拡大し「緊急事態宣言」が発令される中、大阪府下のすべての小学校5年生、6年生を対象に「令和3年度 小学校すくすくテスト」が5月下旬に実施されることになっています。5年生は国語・算数・理科と教科横断的な問題、6年生は同日に実施される「全国学力・学習状況調査」に加えての教科横断的な問題のみの実施になります。
慣れない環境に順応できづらく、学校の教育活動が変更や制限され、疲れの見える子どもたちの表情をみるたびに、「学校の本務はいったいなんなのだ」と思ってしまいます。
大阪すくすくテスト
教室の毎日
21/04/22 12:43