おはようございます。
気がつくと「立夏」となり、商店街の中にあるお茶屋さんの店頭に「新茶」が並んでいます。
お茶は年に4回収穫できるのですが一番初めに摘み取られるお茶が、「一番茶」、「新茶」と呼びます。それ以降を「二番茶」、「三番茶」、「四番茶(秋冬番茶)」と呼びます。
「八十八夜」に摘まれたお茶を飲むと一年間無病息災で過ごすことができるという言い伝えがあり、大変縁起がよいとされています。
お茶の美味しい煎れ方のポイントは3つです。①熱湯ではなく少しだけ冷ました70度から80度位が適温だといわれています。②複数のお茶碗に注ぐときには等量ずつ注ぐ。③最後の一滴まで注ぐ。お茶は最後の一滴が美味しいと、その道の先達も言っています。
略茶に含まれる「カテキン」は血糖値や悪玉コレステロール値を下げる効能があると言われます。また抗菌作用や抗ウイルス作用もある健康に大変良い飲料です。
ペットボトルのお茶を飲む生活にすっかり慣れ親しんでしまいましたが、ちょっとだけゆっくり時間をとって、急須を使ってお茶を煎れることをしてみたいですね。
ところで、お茶の出し殻を絞って畳の上に撒き、埃を吸着させ箒を使って掃き出す掃除の仕方が、昔々の昭和の日本にはあったことを覚えている方はいらっしゃいますでしょうか。
新茶の季節になりました
教室の毎日
21/05/09 11:37