17日、富山市内の複数の小中学校や保育施設で、下痢や腹痛などの症状を訴えて欠席したり、早退したりした子どもや教職員が900人以上にのぼりました。富山市は集団食中毒の可能性があるとみて、学校や保育施設の給食やおやつで共通して提供された牛乳などを詳しく調べています。
食中毒は1年中発生しますが、気温や湿度が上がるにつれて発生件数は増えてきます。6月はその増加時期にあたりますので十分な注意が必要です。今回は食中毒の防止のために家庭でできることの一つ、食品の保存について書いてみます。
①冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎは食品の安全な保存には不適です。めやすは収容可能限度の7割程度です。
②食中毒の原因となる細菌は摂氏10度以下で増殖が抑えられ、マイナス15度以下では増殖が停止します。しかし細菌が死滅するわけではありません。冷蔵庫を過信することなく、購入した食品は早めに使い切ることが肝要です。
③肉や魚などはビニール袋や容器に入れて、冷蔵庫の他の食品に肉汁等がかからないように注意が必要です。
④肉、魚などを調理する際には、調理の前後には必ず手指を洗いましょう。石鹸を使って洗ったあと、流水で洗い流すことが大切です。簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。
食中毒に完全な防止策はありません。できることからはじましょう。
食中毒に気をつける季節です!
教室の毎日
21/06/18 18:39