全国にある『こぱんはうすさくら』で実施した冬の製作イベントの報告です。
原案から完成までのほぼすべての工程を児童さんが行いました!
「冬といえば?」の問いから、
「雪」「雪だるま」や「こたつ」「みかん」等様々なアイデアが出ました。
その中から完成形のイメージをデッサンしました。
次の作業は完成したイメージ図をどの様な工程で制作できるか?という問いでした。
「家は折り紙を貼って作ろう」「雪だるまはスタンプで白く色を付けられるかな」と、今までの制作プログラムで学んだ経験を基に、たくさんのアイデアを出してくれました。
また「児発児童さんが参加できる部分はあるかな?」という問いには、
「手形でペタペタはできそう!」「スポンジペタペタもできるのかな?」と
スタッフが児発児童さんの出来そうな部分を選び、作業開始!
地面の雪は児発児童さんに白・茶色の絵の具で手形を取りました。
また雪だるまの雪はスポンジに白絵の具を付けて、ペタペタとスタンプの要領でたくさん押しました。
放デイ児童さんはハサミやのりを使用する部分を担当。
雪の結晶を切り絵で作成した際は「ここを切ったらどんな形になるかな?」と、児童さんが自分たちでイメージして切り進めました。
また雲はただ貼るのみでなく、「風に流れる雲を作りたい」「風を表現するなら毛糸を貼ったらどうかな?」と、大人では思いつかないようなアイデアがたくさん出てきて、児童さんのアイデアに沿って進めました。
スタッフが行った作業はベースの模造紙の貼り合わせと雪の結晶を数個作成した程度で、他の作業はほとんど児童さん達の力のみで行いました。
完成した作品を見た児童さん達は、自分たちの力で完成させた満足感でいっぱい!作品を前に皆で記念撮影。誇らしく嬉しそうな表情に、スタッフも笑顔でいっぱいになりました。
後日スタッフに制作の様子を聞き取りすると、
「合同で制作に取り組んだ日は、テーブルも児発・放デイ一緒になって行いました。ふとテーブルの下に目を向けると、児発児童さん用に用意したスタッフお手製足台の上に、放デイ児童さんが一緒に足を置いて作業している姿にほっこりしました」
「一緒に貼り付けの作業を行っていましたが、『ここに貼って』『ここが良い』と、児発児童さんが放デイ児童さんに指示を出している姿を見かけました」
スタッフにも様々な気付きがあり、施設の一体感が生まれたとともに、次の療育に向けてのアイデアもたくさんもらう事が出来ました。
『みんなの結晶』は全国のこぱんはうすさくらのコンペで銅賞に!
その他のイベント
22/03/15 13:06