「私はこっちのリンゴが嫌いなの。だからみんなにも嫌いになって欲しいの。さあ。リンゴに嫌な言葉やひどい言葉をかけてちょうだい」
2つのリンゴを前にしてアメリカの女性教員ロージ-さんは小学生の生徒に話しかけます。
そしてもう一方のリンゴを手に取って「こっちのリンゴは大好きなの。こっちのリンゴには優しい言葉をかけてね」
ロ-ジ-先生の言葉に従って、生徒たちは一方のリンゴには優しい言葉を、そしてもう一方にはひどい言葉を投げていきます。そしてロージ-先生は、2つのリンゴを半分に切ってみます。
優しい声かけをされたリンゴの中身はきれいで瑞々しい状態です。そしていじわるな言葉をかけられたリンゴの中身は傷んで見るも哀れな状態です。
生徒たちは2つのリンゴの有様に言葉を失います。自分たちのいじわるな声かけのせいで一方のリンゴの中身はこんなにもひどいことになっているなんて。外見ではわからなくても心はとっても傷ついている。生徒たちは言葉の暴力で傷ついている友達がいるということをいっぺんに理解できました。
授業の前にロージ-先生は、一方のリンゴを、外見が傷つかないように注意深く床に落としたりして中身にダメ-ジを与えて準備をしていたのです。
いじめで悩んでいるのはどこの国も同じです。ロージ-先生の授業。なるほどな、と感心しきりです。
今日のライズは、第一『10月の工作』第二『サーキット運動』です。
第一訓練室では秋らしい工作、木の枝にみんなが紙に色をつけた枯葉や小さなコウモリもいてちょっとハロウインの気分も。
第二の訓練室はサーキット運動です。肌寒かった昨日から少し汗ばむような今日。気温も行ったり来たりですが確実に秋は深まっていってます。秋風を吹き飛ばすように元気に身体を動かします。
マスク、手洗い。デイスタンス。そして消毒を忘れずに。明日も元気でライズで会いましょう。
(火)「10月の工作」&「サーキット運動」
教室の毎日
22/10/11 19:32