電車が次の駅へ滑り込みます。混んでいる車内から多くの乗客が吐き出され、それと同じくらいの人達がまた乗ってきます。
乗り降りする人たちの邪魔にならないようにと身体をよじりながらつり革につかまっていると、私の前に座っていたおばあさんが自分よりは二回りは若いだろう若い娘さんに席を譲っています。
譲られた女性は軽く会釈をして席に座ります。おばあさんが若い女性に席を譲る。びっくりしたようにそれを見ていた隣の男性がハッとしたように立ち上がりそのおばあさんに席を譲りました。笑顔でそれに応えるおばあさん。譲られた若い女性のト-トバックに『赤ちゃんがいます』の小さな可愛らしいマークがありました。
お腹に赤ちゃんがいる若いお母さんだったようです。そのマークを見つけたおばあさんが席を譲り、それに気づいた男性がおばあさんに席を譲ったのでしょう。となりに座ったおばあさんに深く頭を垂れる女性と、自分に譲ってくれた若い男性に優しい視線を送るおばあさん。善意のリレ-。 季節はいつの間にか冬の到来ですが、その一帯が暖かく包まれたように感じました。
今日は『センサリ-ボトル』を作りましょう。
小さなボトルにビーズやラメ、小さな毛糸玉などを入れて洗濯糊とお水を満たします。フタをして揺らすとボトルの中がキラキラに輝きます。お友達がそれぞれ自分の好きな色や部品の量を決めて作ります。お友達の数だけ色とりどりのキラキラがボトルの中で揺らめきます。
見つめるみんなの目もキラキラです。
こまめに手洗い。いつも消毒。そして距離も測りましょう。明日も元気でライズで会いましょう。
(日)『センサリ-ボトルを作ろう』
教室の毎日
23/11/19 17:04