朝、通勤の電車に乗り込むとその車両のほとんどの人が小さな四角い画面を見ています。縦に持っている人横に構えている人。そんな人たちを見ながら自分もポケットから出したりもします。スマ-トフォンの画面。小さな画面の中には必要に応じて様々な情報が映し出されています。ニュ-スを読む人、動画を見る人、ゲームに夢中な人。
ひと昔前なら新聞紙を広げている人が大半でした。スマホが普及してから街の景色ががらりと変わったように思います。新聞紙を広げている人を見なくなったように、文庫本や新書を読んでいる人、ぶ厚い辞書を小脇に抱えている大学生、過去問題に鉛筆を走らせる高校生や予備校生もいなくなりました。彼らが手にしていたもの、それらがみんな画面を切り替えることによって全てひとつのスマホやタブレットで出来るようになりました。
物理的に場所を取る紙の印刷物は、紙でなければ落ち着かない、紙とインクの匂いが大好き。そんな一部の人だけのものになるのでしょうか。教科書すらもタブレットになってゆく。
ひと昔前の人間とこれから産まれてくる人たちとでは考え方や見える景色さえも変わっていくのでしょうか。だからこそ、風化させないように語り繋げていかなくてはならないものも多くあるように感じています。
今日は『魚釣りゲーム』です。お部屋の中にブル-シ-トを敷いてお池や川に見立ててその上のお魚さんを磁石のついた釣り竿で釣ってゆきます。簡単そうでそれがなかなか難しい。釣れなくて考え込んでしまうお友達やたくさん釣って笑顔満開のお友達。あれあれ。お魚だと思ったらペットボトルを釣っちゃった。
いつまでもお部屋の中は笑い声と歓声に包まれていました。
こまめに手洗い。いつも消毒。そして距離も測りましょう。明日も元気でライズで会いましょう。
(日)「魚釣りゲーム」
教室の毎日
24/02/18 16:37