ハワイの真珠湾に多数の日本のゼロ型戦闘機が飛来、瞬く間に湾内は火の海になりました。『トラトラトラ(我奇襲に成功せり)』の暗号が日本の送信所に送信されてきました。
1941年12月8日太平洋戦争はこうして幕を開けました。1939年ドイツ、イタリアを中心とした枢軸国側とアメリカを中心とした連合国の第二次世界大戦が始まっており、アジアでは1931年の満州事変から日中戦争を日本と中国が戦っていました。そして日本の真珠湾攻撃によりアジアの戦争とヨーロッパの戦争が太平洋を挟んで融合しました。だから1941年のこの戦争を太平洋戦争(大東亜戦争)と言ったりします。
世界を巻き込んだ戦争。全世界で死者が4000万とも5000万人とも言われています。日本国内でも300万人以上が命を落としました。近代戦争の特徴のひとつが、軍隊よりも一般市民の死者数が圧倒的に多いと言う事です。そして子どもなど社会的弱者が一番に犠牲になります。
そんな多くの犠牲の上に、私たちは戦争の愚かさと平和の尊さを学びました。それなのに、新たな戦争が始まり多くの犠牲者が生れています。日本周辺でもそう遠くない将来に戦火が予想されたりもしています。
戦争への反省から生まれた私たちの国の日本国憲法は、80年近くも私たちを戦禍から守ってくれていましたがその神通力もいつまで続くのでしょうか。毎年12月8日が巡ってくるといろいろなことが脳裏をよぎりますが、今年は今まで以上に大きな不安が広がり霧のように晴れません。
今日のライズは『ハンバ-グ』を作りましょう。
ドイツの港町ハンブルグで食べられていた料理がアメリカに渡って『ハンバ-グステ-キ』に。日本へは明治時代には横浜のレストランでも提供されていたようです。日本風のアレンジが加えられて一般の食卓に並んだのは1960年代ころのようです。そして今ではみんな大好きなハンバ-グ。カレ-ライスと並んで日本を代表するような料理になっています。
そんなハンバ-グを作りましょう。玉ねぎを刻んでミンチ肉と合わせもみもみもみ。粘土遊びのように形を整えてフライパンの上に。いい匂いが漂ってくるとにんなの表情も緩んできます。さあ。出来立てをいただきましょう。
こまめに手洗い。いつも消毒。そして距離も測りましょう。明日も元気でライズで会いましょう。
(日)「ハンバ-グを作ろう」
教室の毎日
24/12/08 17:22