こんにちは、LITALICOジュニア高槻教室スタッフです。
今月から、発達に関連するコラムが始まります!
12月後半のテーマは『運動発達に大切な“感覚”について①』です。
一般的に、五感と言えば、「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚」の5つを思い浮かべるのではないでしょうか。その五感ももちろん大切なのですが、“運動発達に特に大切な五感”は、「視覚・聴覚・触覚」に加え、「前庭感覚・固有感覚」の5つであると言われています。
「前庭感覚」と「固有感覚」。もしかしたら、あまり聞き馴染みがないかもしれません。しかし、とっても大切な感覚で、お子さまはもちろん、お父さまやお母さまも、日ごろから誰もが感じている感覚なのです!
今回は、「前庭感覚」について取り上げてみたいと思います。
前庭感覚とは、簡単に言うと「びゅーんと風を切る感覚」です。この感覚をたくさん感じている瞬間は、ジェットコースター、ブランコ、エレベータなどにのっているときです。
耳の奥にある耳石と三半規管が受容器となり、揺れや傾き、重力、スピード、回転を感知し、前庭感覚を感じることができます。
前庭感覚には、覚醒を調節する働き、姿勢を保つ働き、バランスをとる働き、眼球運動をサポートする働き、ボディイメージの発達を促す働きがあります。
このように、ジャンプして椅子から飛び降りるとき、浮遊感を感じるのも、前庭感覚が働いている証拠です!
お子さまが跳んだり走ったりするのを好んだり、ちょっと苦手だったりする場合がありますが、前庭感覚の発達途上にあるからこそなのかもしれません。
これらの感覚の発達に課題があったとしても、まだ発達途上であることがほとんどです。一つ一つの感覚は、他の感覚と相互に作用しながら発達していくため、お子さまにたくさんの経験を積んでいただけるよう、LITALICOジュニアでも取り組んでいきたいと思っています!
【定期コラム】運動発達に大切な“感覚”について①
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21/12/20 11:06