寒い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
前回は体幹の低緊張のお子さまに対して、ご家庭でできる具体的なアプローチをお伝えさせていただきました!
前回のアプローチは、固有感覚を刺激することで、自分の身体が今どうなっているかを脳に届けることで、脳から体幹などの筋肉への指令が届きやすくするものでした。
体幹の低緊張のお子さんが座って活動に取り組む際に、ここだけは注意してほしいポイント3選を前編・後編に分けて、共有させていただきます。
この前編では、1つ目のポイントをお伝えします。
ポイント①:背中が反るほど、背筋を伸ばしていたら、すぐ休憩する!
小学校に向けて、座る時間を伸ばしたい、良い姿勢で座って欲しい気持ちはとても分かります。
ですが、『身体が曲がってきてるよ!背中を伸ばして!』と伝えるのは要注意です。
お子さまが座れる時間以上に座らせようとすると、体幹の筋肉ではなく、背中の筋肉がすごく頑張って身体を保とうとするので、お子さまがしんどい思いをするだけになります。
なぜ背中の筋肉が頑張りすぎると良くないのかというと、背中の筋肉は長い筋肉のため、背中の筋肉だけを使うと楽に身体をまっすぐ保てるのですが、長い分疲れやすいのです。
体幹の筋肉である、腹筋などのお腹の筋肉は短い筋肉がたくさん集まったチームワークで活動するので、疲れにくいのです。
そのため体幹の筋肉を用いた着座ができれば、より長い時間、良い姿勢で座ることができます。
後編では、2つ目・3つ目のポイントをお伝えします!
【理学療法士コラム】座って活動に取り組む際のポイント(前編)
その他のイベント
23/01/17 17:49