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【理学療法士コラム③】座る姿勢の改善する具体的なアプローチ

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こんにちは!LITALICOジュニア高槻教室です。

今シリーズでは、お子さまの『姿勢』を改善する具体的なアプローチ方法について4回に分けてお伝えさせていただいております。

前回、姿勢が崩れやすくい原因の中で【身体機能面】に対する具体的なアプローチ方法について共有しました。

今回は【感覚面】に対する具体的なアプローチをお伝えいたします。

感覚面で姿勢が崩れやすい原因として、
①感覚が鈍感:筋肉が今どれくらい伸びているのかが分かりにくいため、より感覚を求めてじっと座ることが難しい事があります。代表的な例としてイスをカタカタする事があります。
②感覚が過敏:人より物音が大きく聞こえやすかったり、黒板の字をノートに写す際、どこを見たら良いか分かりにくかったりで、何に注目して良いかわからずキョロキョロしてしまう事があります。

それぞれの原因に対する具体的なアプローチ方法についてお伝えします。
①に対しては、イスの前足2本にゴムバンドをピンと張っておき、お子さまが足でゴムバンドを蹴る様にして伸ばす事で、筋肉の感覚を得られやすくなり、イスをカタカタする事なく過ごせる可能性があります。
また、ハンドスピナーで指を動かす事も感覚が得られるため、身体全体を動かさなくても落ち着く可能性があります。

②に対して、人より物音が大きく聞こえてしまうお子さまには、イヤーマフを使用して聞こえる音を小さくする、また黒板の周りには掲示物や飾りなどをできる限り外す、もしくは隠すなどして、黒板に注目しやすいように工夫すると、落ち着いて集中しやすくなる可能性があります。

次回は【環境面】に対する具体的なアプローチ方法についてご提案させていただきますので、お楽しみにしてください。

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