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ガイド中のエピソードから考える発達課題📝

研修会・講演会
【7月3日】

今日はさにーのスタッフ4人で、港北区社会福祉協議会が主催する研修に参加してきました。

研修会のタイトルは『ガイド中のエピソードから考える発達課題~具体的な対応、関わり方をみつけましょう~』で、講師は港北区移動情報センターの西脇様です。

研修会には、放課後等デイサービスのスタッフだけではなく、ヘルパー、ガイドボランティア、保護者など総勢60名の方が参加していました。

主な内容は、事前に配られたアンケートの中で困っていることトップ3に入った『座り込む』、『走り出す』、『動かなくなる』に対する理解と関わり方です。

まずは、子供たちがそれらの行動を取るには必ず理由があるため、支援する側がしっかりとその見極めをすることが大切だと学びました。同じような行動に見えても、理由が違えば当然対応法も変わってくるので、ステレオタイプ的な型にはめた対応はすべきではないとのことです。加えて、困った行動を止めるため、無理に対応すると子供の抵抗が逆に大きくなるので、緊急時を除き避けるべきとのことでした。

次に、困っていることトップ3に対する具体的な対応法を伺いました。例えば、泣いて動かない子に対してはなだめるなど、とにかく声を掛けがちですが、実はそれはNGな対応法で、5分間ほどは目を合わせず、その間は声を掛けないのが正しい対応法とのことでした。その上で、子供がクールダウンしてきたタイミングで隣に座り、次にどうするか話し合う流れに持っていきます。仰る通り、確かに、怒ったり、泣き叫んだりしている間にいくら声を掛けても、子供の耳には入っていかないですよね。それに、対応に多少時間が掛かったとしても、その日の活動に与える影響は微々たるものです。

最後に、すべての支援に共通する一番重要なこととして、子供と『交渉する』ことの大切さを教えていただきました。支援する側は、一方的に指示や誘導や促しはすれども、実のところ、相手の意を汲み取った上、互いの妥協点を探ることをしている人は少ないとのことです。決して忘れてはいけませんが、支援する側、される側とはいえ、人として全く対等な関係です。それゆえ、支援する側は常に伴走する意識を持つことが大切なのです。もちろん、互いの親和性が高まれば、より意思疎通が図られるという相乗効果も生まれます。

講師の西脇様の研修会は毎度、教えが具体的で、抽象的なところがないので、受講する側としてはスッと内容が落ちていきます。今回の研修会を通して、他にも書ききれないくらい多くのことを学びましたが、同時に日々の自身の支援を振り返ってみて、ベストな選択ではなかったなぁと反省する点も多々ありました。今回の研修で学んだことを踏まえ、より良い支援のため、スタッフ一同、改善に励んで参りたいと思います。

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