こんにちは。
先日6/8日に関東でも梅雨入りが発表されましたね。
本日も早速ジメジメとした天気で、なんとなーくいや~な気分になってしまいます。
お子様にとってもそれは同じで、天気が悪い日や気圧が低い日は普段より気持ちが落ち着かないことも多いです。
天気をはじめ環境の変化に敏感なお子様たちのそうした些細な変化にも常に、アンテナを高くしていてあげたいですね。
そんな風に気持ちが落ち着かなくなることも多いお子様たちですが、とあるものが始まると皆さん一様にすっと落ち着くことがあります。
それは絵本の読み聞かせが始まった時です。
TODAYにいらっしゃるお子様たちは皆さん絵本が大好きなようで、「絵本読むよ~」と声掛けをするとあちらこちらから集まってお話を聞きに来ます。
職員がお子様の様子を見ながらゆっくり、時に大きな声で読み進めていくとお子様たちはいつも、とてもワクワクとした、楽しそうな表情で開かれたページの絵やお話を目で追っています。
絵で気が付いたことを職員に教えてくれるお子様もいれば、お話の途中にある職員からの問いかけに嬉しそうな様子で答えるお子様や、何度もそのお話を読んでいてそのあとに起こることを教えてくれるお子様もいたりと楽しみ方は様々です。
それでも絵本の読み聞かせがある間は、とても上手に座って過ごすことが皆さんできていました。
この「絵本の読み聞かせ」という活動は、お子様たちの言葉の発達に非常に重要な役割を持った活動の一つです。
お子様たちが言葉や文章力といった能力を獲得していくためには、ただ保護者や保育者が話しかけるだけではあまり多くを獲得することができません。
特に語彙を増やしたかったり、会話を文章で行うといった能力を養いたい時には、様々な言葉に触れることができる歌や、絵本をたくさん耳にすることが大事になってきます。
初めのうちは文字が全く読めなくても大丈夫です、繰り返し繰り返し、それこそお子様が大好きな絵本を音だけで丸暗記できるぐらい読んであげてください。
その中で音と画像が少しずつ一致していくことで、「この画像のものはこの音なんだ!」ということが自然と身についていきます。
そうした気づきの繰り返しを経ることで、お子様はたくさんの言葉を学習していくことができます。
お子様の言葉の発達にはとにかくたくさんの物事を見聞きすることが重要となります。
そして分からないと思っていてもお子様は意外とたくさんの物事を感覚として受け取っています。
今は言葉が出なくても、出てくる言葉が少なくても、たくさんの歌や物語に触れさせてあげてください。
特に大好きなものを繰り返し繰り返し覚えていくことで、少しずつでも言葉が伸びていったらよいですよね。
そうしたお子様の日常の中での成長を大事にしながら、これからもより良い療育を提供できるよう励んでまいりたいと思います。
読み聞かせ
教室の毎日
23/06/09 19:12