福祉の現場では、児童養護施設にて約5年間幼児から高校生までの幅広い年代の子どもたちと関わってきました。今まで経験してきた業務内容としては、何らかの理由により家庭で生活できない子どもの内面フォロー、生活面全般の支援（食事作り、掃除、洗濯、学習支援、メンタルケア等）をしてきました。
　私が福祉の世界に入ろうと思ったきっかけは、純粋に子どもが好きだから保育士の資格を取ろうという単純な理由でした。しかし、様々な実習などで福祉の現場を見たことにより、保育・療育、福祉という仕事がこんなにもやりがいがあり、楽しい仕事なのだと感じ始めました。その中でも、発達障害のある子どもと関わる中で、障害という名前がついていても、それはその人の個性なのだと学ばせていただきました。まだまだ、わからないことが多いですが、これからも積極的に学んでいこうと思います。
　また、私が子供と関わるうえで最も意識していること、それは「子どもたちと全力で遊ぶ」という事です。これは児童養護施設で私が一番実感した大切なことです。子どもに心を開いてほしいと思ったとき、どうすればいいのか悩んだ時があります。そんな時、子どもから「遊ぼう」と声をかけてきてくれ、なぜ声をかけてくれたのか聞いて
みると「先生はいつも真剣に全力で遊んでくれるから」と答えが返ってきました。その時、今まで全力で子どもと全力で遊んでいたことに意味はあったのだ、子どもたちが自分に心を開いてくれたのだ、とすごく実感しました。ただ遊ぶという行為ですが、子どもたちにとっては遊びを通して様々なことを学んでおり、保育者は全力で遊ぶことで子どもたちの心がぐっと近づいてきてくれる体感があります。私はその瞬間がたまらなくうれしい瞬間でした。
あていんぷらすわんでは、食育や子ども整体などこれまで皆様があまり触れる機会の少ない療育内容がたくさんあります。その知識を身に着けながら、遊びを通しながら、充実した支援をしていけたらと思っています。子どもたちには健康に、そしてなにより元気に成長していけるよう全力で支援し、携わっていきたいと考えています。