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「罰」

教室の毎日
こんにちは、ジェイです♪

本日は、不適切な行動をした子どもの「罰」についてお話します。

嘘をつく、お友達に手を出してしまう、おもちゃを壊してしまう等の
様々な不適切な行動、問題行動があります。
そういった行動が続くとついカッとなってしまうこともあります。
しかし、頭ごなしに叱りつけても問題解決につながることは少ないと思います。
どうしてそういった行動をとったのか話を聞いたり、
自分で話せない子には分析してみたり…
そのうえで「罰」を与えることが重要です。

「罰」というと、マイナスなイメージを抱くかと思いますが、
ここでいう罰とは、
〈行動〉+〈不快な出来事〉→行動の減少
↑ これでいう不快な出来事の部分です。
行動の直後に不快な出来事があると、
以後その行動は減少します。これが罰です。

例えば、
お手伝いをしていた女の子が、うっかりお皿を落として割ってしまいました。
別のことでイライラしていたお母さんはついきつく叱ってしまいました。
それっきりお手伝いをやめてしまいました。
お手伝いという行動が、怒られるという不快な出来事の結果として
急速に減少してしまったのです。

これは問題行動に対する罰ではないですが、
問題行動に対してもこの罰が有効とされています。

罰にも二種類あり、積極的罰と消極的罰があります。
積極的罰:行動の直後に不快を与えることで行動が減少する。
消極的罰:行動の直後にごほうび(快)を取り去ることで行動が減少する。

子どもが問題行動を起こした場合は、
叩いたり叱ったりする(積極的罰)のではなく、
スルーしたりゲームやおもちゃを没収するなどの消極的罰で
冷静に対応することがいいとされています。

できるだけ罰は避けたいですが、
罰とはどういう原理で、実際に使うことでどういう役割を果たしているか
理解したうえで、罰も活用しながら不適切な行動を減らすよう
私たち職員も日々力を尽くしていきます!

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