わくわくキッズルーム佐久平 野原です。
室内でダイナミックに活動したい道具としてエア遊具はとっても活躍しています。
開所当初どうしても入れたかったツールです。
数か月待ってやっと仲間入りしたエア遊具です。
エア遊具とボールプールで触覚を刺激します。
皮膚感覚を刺激し、感覚統合の視点でもとても良い遊具です。
なんともいえない浮遊感や遊戯性が刺激となって夢中になって遊べます。
手の先から足の指先まで全身の触覚を働かせることで、圧のかけ方や前庭機能、体のバランス調整が身につきます。
カラフルな色のボールで視覚も刺激されます。
様々な情報を適切に整理して行動できるように自然とできるのが魅力です。
脳の発達を促し、運動能力の向上へとつながります。
感覚統合がうまくできないと・・・
・落ち着きがない
・触覚、前庭感覚、視覚、聴覚など五感刺激に対して過敏になる
・感覚刺激に鈍さがある
・行動のコントロールが苦手になる
・動作の協調性の問題がある
・言葉の遅れ
・対人関係を築くのが苦手
・自分に自信が持てない自己肯定感が低くなってしまう
ということが発達上課題となります。
どうしてここまでしてこの遊具に惹かれたのか、というと・・・
養護学校で勤務していた時には「ボールプール」の機能訓練の部屋があり大いに活用していました。
感覚統合療法の治療アイテムとしてボールプールが使用されることは多いです。
高等部を受け持っていた時に、小児麻痺のため移動は車椅子、発語のみで言語が喋れないお子さんがいました。
毎日車椅子でのお散歩とボールプールの部屋で機能訓練の時間がありました。
言葉は喋れないのですが、ボールプールの中へ入るとニコニコ笑顔を見せて喜びをたくさん発語で表現してくれました。
とても心地よい感覚だったのでしょう。
感覚を刺激することは生きていく上での原点でもあります。
学習、集団活動、情緒など多くの活動の基礎となる無意識的な感覚統合を身につけていくことが重要です。
室内でもとっても活躍してくれる人気の運動ツールです!
感覚統合遊具が大人気!
当施設のこだわり
21/08/08 12:52