教室での授業にはなんとかついていけても、
体育で体を使うことが苦手ということはないでしょうか。
具体的な支援を含め解説していきたいと思います!
自分の体の位置や
力加減を感じる筋肉、関節からの固有感覚情報、
また頭の傾きや重心の変化を感じ取る前庭感覚情報、
さらにどこに触れられてるかを感じる触覚からの情報などを
曖昧にしか受け取れないと、
子どもは自分の体がどうなっていて、
どう動いているのかを感じることができません。
そのため、
体育などで真面目にやっていても「ちゃんとやるように」と
注意されているかがわからず、
どうしてもよいかも分からないために
同じことを繰り返してしまい、
なかなか達成感を感じられない状況に
陥りやすいことがよくあります。
この場合、
鏡などを用いて視覚的にどこを修正するとよいかを
確認させたり、
どのようにしたらよいのか手を取って具体的に
教えると良いかもしれません。
また、
先生や友達の後ろについて同じ動きをするほうが
よい場合もあります。
ただ、
力加減(ボールをドリブルするなど)や
重心の移動の方向(ボールを投げたり、跳び箱を跳び超える)
といった目で見ただけではわからない運動も
多くありますので、
その場合は特に、
どの方向に、どのくらいの角度で、どの程度の力で
動かすかを、直接手を取って
体に触れながら教える必要があります。
また、
動作の順序やリズム、タイミング(時間的・空間的)など、
運動の組み立てが特に苦手な子どもたちに対しては、
一連の動作を分解して、
一つ一つの動きを教えながら
それらの動作を繋げるようにします。
体育に限らず、
子どもが楽しく達成感をもって取り組める
可能性のある課題を提供する工夫がまずは大切だと思います。
【体育が苦手?🧐】
教室の毎日
22/11/19 19:43