私達は常に様々な刺激に囲まれて生活しています。
先生の話を聞くということは、
耳から入る先生の声に注意を集中しなくてはいけません😔
しかし、学校など特に大勢の人が集まっている場所では、
先生の声以外にも校庭や隣の教室からいろいろな音も
飛び込んでくるでしょうし、
音以外にも校庭でほかの子どもたちが授業している姿や、
教室内の様々な提示物など様々な刺激が目に入ってきます。
そのような中で先生の話に注意を向けていられるのは、
私達には賑やかな場所でも人の話を聞きとれるよう、
今必要としている情報だけを取り入れ、
必要のない情報を意識しないようにできる情報を
選択して処理する力が備わっているからです💁♂️
子どもたちの中には、
このような情報処理の機能がうまく働かず、
様々な刺激にすぐ反応してしまう特性が強いお子さんがいます。
このようなお子さんは他の刺激に気をとられやすいので、
目に入ったものにすぐ反応してしまい、
机の上の物で遊んでしまったり隣の友達に目がいったり、
廊下や隣の教室、校庭での声や音に簡単に
注意が向きやすいので、なかなか先生の話に
集中できない可能性があります。
もちろん、話に興味をもてなかったり、理解できない時、
疲れてしまったり、退屈してしまった時にも、
注意・集中力は落ちます。
環境設定の工夫としては、
先生が個別にも声をかけやすく他の子に気をとられにくい
1番前の席に座ってもらったり、
不必要な物が目に入らないように黒板周囲の提示を
すっきり整理することも役に立つかもしれません。
先生はときどき声の大きさに変化をつけたり、
子ども同士の話し合いや道具の操作を
授業に入れて変化をつけるのも、
子どもたちの興味や注意を引き出しやすいでしょう!
小さな子どもたちにとっては、
45分間の授業に集中し続けるのは至難の技なのです。
短い課題をいくつか切り替えて授業を
運営するのも良いと思います!
【話などに集中できず、落ち着きがない?】
教室の毎日
24/04/17 18:30