〇子どもが見せる様々な行動が触覚過敏と
関係することを理解しましょう(理解してもらう)。
→子どもが泥遊びや洗髪、散髪を嫌がったり、
特定の服を好んだりすることが
触覚過敏と関係するかもしれないと
周りの大人が理解するだけでも、
大人の対応を変える大きな力になります。
大人は子どもの行動をわがままと捉えると、
躾のつもりで無理強いや叱責をしがちです。
これがさらに子どもを苦しめ、
不安感や恐怖心を強めてしまいます。
○子どもが触覚過敏を起こしやすい素材や活動を
避ける(環境調整)。
→触覚過敏に限らず、感覚過敏のある子どもに対しては
環境調整が重要となります。
不安や恐怖の状態にあると
感覚の受け取り方はさらに過敏になるため、
子どもにとっては悪循環になりやすいのです。
触覚過敏に対して、1つのアプローチ方法として
子ども自らが触覚環境に能動的に関わる体験(触覚遊び)を
提供する支援があります。
触覚遊びは、
様々な感触を手のひらで体験する触覚体験でもあります。
また、
触覚過敏がある子どもでも抵抗なく触わることが
できる素材が必ずあります。
例えば、
泥遊びは苦手でもサラサラの砂は好きだとか、
小麦粉粘土を少し暖めるだけで
触れるようになる子どももいます。
一般にネバネバした素材よりも、
サラサラしてやや重たさ、
質感のある素材の方が受け入れやすいので、
お米のプールの中におはじきやビー玉を隠して
宝探しの遊びをするなど、
まずは子どもの触わることができるもの、
吸うことができる触覚素材を見つけ、
それを使って遊びを展開するとよいでしょう!
【触覚過敏✋】
教室の毎日
24/06/13 18:06