例年にない程の雪…。職員も雪だるまになる程に雪かきに勤しんでいます。
さてさて、今じゅにあに通ってくださっている小学生は、そろそろ進級が近づいています。春よりも大人びた会話をするようになった子がたくさんです。
そして、ちょうど1ヶ月前、送迎の車内でこんなやり取りがありました。
Aくん「お年玉、どれだけ貰った?」
Bくん「〇〇円!」
Cくん「オレは△△円!」
Aくん「どっちが多いの?」
そうですよね、まだ1年生は100より大きい数までしか習っていないので、わからなくてもいいです。
でも、そこでひらめきました。
「あれ?活動に取り入れたらいいんじゃない?」
と、いうことで、今週の小学生の設定活動は、武器を作って、買ってくれる値段を聞いて、一番高く買ってくれる人に売ろう!の3本でした!
①武器作り
武器を作るためには3つの材料が必要ですが、これはじゅにあの室内に落ちています。探すためには【注意の分配】が必要となってきます。これは、以前もブログで触れましたが、ざっくり言うと「色々なところに注目する」ことです。ちなみに、必要な材料はテレビに映し出されているので【跳躍性眼球運動】も必要ですね。
②買ってくれる値段を聞く
3つの材料が集まったら、職員のところに持ってきて、材料カードと武器カードを交換します。そして、その武器カードを持って、色々な職員に「この武器、何円で買ってくれますか?」と聞きにいきます。ここで必要なのは【相手の話を最後まで聞くこと】、【聞いた情報を覚えておくこと】です。自分で職員に聞きに行くのも大事ですね。少しドキドキしているお子さんもいました。
③武器を売る
職員から値段を聞いたら、一番高い金額の人のところに戻って「この武器勝ってください」と伝えます。すると、武器カードとお金カードを交換することができます。ここで、数の大小について触れるわけです。数字に強いお子さんはすぐにわかって行動していましたが、苦手なお子さんや勉強中のお子さんは職員が補助しながらカードを交換していました。
今回のこの活動、お金を稼いでほしいわけではなく「自分から声を掛ける」つまり、コミュニケーションの始め手になることを、遊びのなかで経験してもらえたらと思っていました。フリートークが得意なお子さんでも、いざ場面が設定されると緊張してしまう一面もありましたが、みんなでミッションをクリアするために一生懸命武器を売ってくれました!さて、この売った武器、どのように使われるのでしょうか…(私もまだ決めていません)。
今週の設定活動~EAST FANTASY~
教室の毎日
22/02/08 19:44