今日は自由の時間にみんなで「ブロックス」という陣取りゲームをしました。
子どもたち3人とスタッフ2人でやりました。
子どもたち3人のうち2人はまだ慣れていないので、一人はスタッフ一人が専属で付き、もう一人はスタッフが自分のをやりながら様子を見ることにしました。
一人は一手一手教えてもらいながら打っていきます。
一人は時々アドバイスをもらいながら打っていきます。
一人は自分で考えて打っていきます。
それぞれ状況は違うものの、他の人を待たせることもなく、また不満やパニックを表すこともなく、和やかにゲームは進んでいきます。
「いい感じだな」と私が思っていると、
スタッフが教えるだけでなく、子どもどうしで
「角を合わせるんだよ。」とか
「そこは打てないよ」など教えあっている姿が出てきました。
ゲームをやっている子の中には、以前ゲームで負けて泣き出した子もいます。
ゲームの進行具合に不満を持ち、言葉や態度で表した子もいます。
それが今日はお互いが競い合いながらも、お互いがお互いを気遣っています。
私の学生時代、気心知れた仲間たちが、お互いを認めながら交流している姿を思い出しました。
今日のゲームがなぜこんなに気持ちがゆったりしながらできたのかはわかりません。
でも偶然にしろ、メンバー全員が安心した気持ちになり、だからこそ競い合っている相手のことを気遣えたのだと思います。
もしここに一人でも気持ちが荒れている人がいれば、こんな気持ちのいいゲームにはならなかったでしょう。
自分自身が落ちつた気持ちで、そして周りの人たちの状況も掴めればこそできた空間だったと思います。
気持ちのいい空間、それは誰もが求める空間でありながら、常に実現させるのは結構大変だと思います。
そんな空間がここさくらぼにもできることがあるのです。
✳️写真は、ブロックスではなく
取り組んだ活動のひとつ、
STEMBOXの『スクラッチ』の様子です
心地よい空間
教室の毎日
21/12/11 21:12