まさかの膠着状態
教室の毎日
22/03/19 23:59
バウンスオフと言うゲームがあります(写真のゲームです)。
このゲームは引いたカードにある形に自分のボールで早くできた方が勝ちと言う単純なゲームです。
今日はA君が初めて挑戦しました。
カードは数枚あってどんどん新しい形を作っていきます。
最初はとてもスムーズにどんどん形が出来ていき、勝負がついていきました。
いよいよ最後のカードになりました。
十字の形です。
実はこのゲーム、コツがあって、相手がその形にできそうになると、形になる前にその位置に自分のボールを打ち込み邪魔をするのです。
それともう一つ、一人8個のボールを使いきると、ボード上にある自分のボールを一つ取って改めて別な場所に打ち込むことが出来るのです。
慣れてくるとこの2点がポイントになり、ゲームは白熱し、頭脳の勝負になってくるのです。
A君は今日が初めてのバウンスオフです。
最初はスムーズだったゲームも、この最後の十字の形になって、A君もコツをつかみ、
わたしのリーチをつぶし、私も本気でA君のリーチをつぶし、中々形が作れません。
当然8個のボールは使い切り、ボールの移動も考える場面になっていきました。
そしてなんと45分を過ぎても決着はつかず時間切れとなってしまいました。
何度も言いますが
君は今日が初めてのバウンスオフです。
それが、慣れるだけでなく、このゲームの神髄であるリーチの潰しあいと先を見通してボールを動かすところまで来てしまったのです。
わたしは手を抜くこともなく真剣に勝負しました。
それなのに勝負はつかなかったのです。
改めてA君に脱帽です。