私は今まで子どもたちと関わる仕事をしてきました。
今もこうして子どもたちと接していて思うことがあります。
それは決して大人が子どもを教えるという一方通行ではないということです。
子どもたちと関わる仕事と言うと、教育や児童福祉が思い浮かびますが、
どちらも、子どもに教えてあげる、子どもにサービスしてあげる、という
こちらが何かをしてあげる、と言うスタンスでとらえがちですが、
果たしてそうでしょうか?
大人になると、その時の状況によって、気持ちを抑えたり、強く出たり、時には演技(?)したりします。
そんな中いつの間にか、人に素直に対応できなかったり、
物事に力一杯取り組めなかったりすることがあります。
私も気づかない間にそんな人になっていました。
しかし、子どもと関わる仕事についてからそんな自分に気が付いたのです。
それはもちろん子どもが気づかせてくれたのです。
子どもたちは、何をやるのも力を出し切って取り組みます。
自分の気持ちも素直に表してきます。
教師時代、受け持った子どもたちが卒業するとき、手紙をくれたり、今までの想いを言葉にしていってくれます。中には目に涙をためて言葉を置いていく子もいました。
そんな子たちの目や表情や言葉に触れたとき、
私は人間の素晴らしさを再確認し、何かその度に生まれ変わる気がしました。
子どもに何かをしてあげているんじゃなくて
子どもから大事なものを気づかせてもらっているんじゃないかと思います。
私は子どもたちに関わる仕事についてありがたく思います。
そして子どもたちに感謝です。
感謝
教室の毎日
22/03/26 21:32