こんばんは!ナーシングプラス有松校 鈴木です😊
5年前まで、大学病院の脳神経(外科&内科)病棟で働いており、今日は少しだけ脳の機能にも触れてみます✏️
ナーシングプラス有松校は、①「感覚統合」を目的として個々の課題(伸び代)にアプローチをするマンツーマンの個別体操+②同世代のお友達との関わりのなかで大人の適切な介入のもと、他児との関わりを学んでいく小集団で過ごす自由時間+③座位保持や運筆運動の向上等を高める自立課題 の時間を設けています。
しかし、堅苦しくなればなるほど、イヤになってしまうというもの。
大人の私たちでも、意図意味がわからないまま他者に行動を強要されるものは嫌だと感じる中で、お子様なら尚のこと。
私たちナーシングプラスでは、「楽しみながら、できなかったことができるように」する支援を大切にしつつも、社会的に望ましくない行動(例:本人の意思に反して学校のお友達からは嫌がられてしまう可能性が高い行動)に関しては、しっかりと向き合って「理由(意図意味)」を、できる限りわかりやすい言葉や比喩表現を使って伝えています。
言われてから直ぐに理解・行動変容できないのはどんな人でも普通なので、まずはなんとなくでも「これ、良くないことなんだな」「こんなふうにやっても、遊んでもらえないんだな」とお子様が"受け入れられる"まで、繰り返し伝えています。
そして時間が経過すると、お子様がしっかり理解できるようになっていることが往々にしてあるので、吸収力や成長力は無限大だなあといつも学ばせていただいています。
「他者の表情から相手の心情を汲み取ることが不得意な傾向にある発達障がいの方は、前頭葉での神経活動が低下している」ことは、10年前に行われた研究でも示唆されています。
前頭葉は"おでこ側"にある脳の部位で<思考力、判断力、集中力、気分のコントロール>など様々な機能を担っています。
前頭葉もさらに細分化されるのですが、特に「前頭前野」と呼ばれる場所の機能が低下すると
■得た情報を処理するために一時的に保持すること(作業記憶といいます)が難しくなる
■流暢に話せなくなる
■無関心(感情、興味、関心の欠如)
■注意散漫
■質問への反応が遅れる
■複雑な処理や、推論立てたり計画立てることが特に難しく感じる
ことなどが挙げられます。
これらを否定しても脳の機能は変わらないため、気になる行動が生じる根本の要因を多角面から複数考えながら
◉持っている特性・個性を踏まえてどのようなアプローチが効果的か?
◉1人ひとりのお子様にあった、暮らしていきやすい手段(工夫)はどれか?
◉集団の中でお子様ご自身が自分の強みを強く信じ抜いていけるために、私たちはどのような存在でいられるのか?
を考えて、チームで支援をしています。
ナーシングプラス有松校には、現在【常勤で言語聴覚士と作業療法士が在籍】している上に、沢山の遊び道具があります。
お子様にとっては「大人と体操して、興味のあるものを選んで遊んでいる」と感じていただけるように環境を作りながら、観察しつつ沢山のアセスメントとアプローチを行わせていただいています。
感覚統合は全ての発達の土台です。
お子様によっては、特性上 刺激の受容に対して偏りが生じやすい中で、感覚の土台を楽しみながら整っていけば顕在化する「課題(伸び代)」の獲得スピードは格段に変わります!
実際にそんなお子様を、本当に沢山たくさん見てきましたし、支援させていただいています。
感覚統合+小集団+自立課題ので、お子様の発達をこれからも伴走させていただきます!😁
「できた」が増えた!遊ぶように、脳みそを鍛えよう!
教室の毎日
22/07/11 23:34