今日は自立課題における休憩のお話をさせていただきます。
自立課題において、作業とともに練習をしていくのが休憩です。
休憩を練習
「ゆっくりすればいいだけじゃないの」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、特性により休憩が苦手なお子様も少なくないのです。
こちらの子は自立課題が大好き
ですが休憩が少し苦手でした。
休憩時間に好きな電車遊びをしてしまい、線路の音をマネて壁を叩いてしまうからです。
ですが練習の結果、本日は一度もルールから逸れることなく休憩をすることが出来ました
どのように練習したのかを簡単に説明したいと思います。
行動を練習していくにはいくつかのポイントがあります。
①獲得するスキルを明確にすること
②成功できることを練習すること
③成功した直後にご褒美がもらえること
①について、「ちゃんと休憩する」では特性のある子にはわかりません。
決まった場所に座ること、声の大きさ、物音の大きさなどを明確にし箇条書きにしました。
少し見えにくいですが、今目の前にある紙がルールを記載した紙です。
この子は文字の理解が得意で、ルールなどを覚えることはお手の物。
②本来休憩時間は5分です。
ですが5分では長すぎて、どうしても遊びたくなってしまい失敗してしまいます。
そこでまずは30秒から練習を始めました。
成功を一定数重ねるごとに時間を伸ばしていきました。
③直後のご褒美はこちらの子の場合、休憩後の作業がそのままご褒美になります。
自立課題が大好きなので、他の物を用意する必要はありません。
ただ成功と失敗と差をつけないと成功に対するご褒美にはなり得ません。
なので成功したときにだけ課題に取り組めるルールになっています。
こうして5分間ルールを守って座ることができるようになりました
アネラでは子どもの好きなものを活かしながら自然と行動が身につくよう支援しています。
プログラムではセルフプログラム、プログラミング、交通安全に取り組みました!
読んでいただきありがとうございました!
休憩を練習する
教室の毎日
23/01/06 17:04