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気持ちの切り替え

教室の毎日
いつもブログを見ていただきありがとうございます!

今日は予告と承認と呼ばれる支援についてお伝えできればと思います。



太陽の子は小学校2年生の男の子。

自分の思い通りにならなかったときに、大きな声で「なんで!」と泣いてしまうことがあり、気持ちの切り替えスキルの練習中です。

そんなときにおすすめなのが予告と承認です。



まず予告とは、活動開始前に起こるかもしれない嫌な状況を想定しておくことです。

たとえばボードゲームに参加するなら1位になれないかもしれないなど。

「あたりまえじゃん!」と思えることも丁寧に、視覚的に伝えておくことがポイントです。

見通しを立てるのが苦手なお子様の場合、様々な可能性をイメージしておくことが苦手なため、理想の形のみをイメージしていることがよくあります。そんなときに2位という結果がでると

「こんなはずじゃなかった!」と大きなショックを受けてしまうことがあるからです。



続いて承認とは、予告した内容を理解したうえで、選択肢から決定してもらうことです。

例えば上記のボードゲームで1位になれないかもしれないことをイメージしてもらい、そうなったときに「まあいいか」と受け止めることを目標としたうえで参加するかどうかを決めてもらうなど。

ついつい「こういうこともあるからね!」だけで終わってしまいがちなところですが、「で、どうされますか?」とご本人の意思をしっかりと確認することがポイントです。



今日もプログラム開始前に予告と承認を行いスタートしました。

先ほどの写真の英語では、惜しくも2位でしたが「やったー! 2位だ!」と大喜び!!

理想の形だけでなく様々な可能性をイメージしているからこそ、2位という結果が嬉しく思えるのだと思います。

続くプログラミングでも3人で1台のタブレットを順番に使うという状況において思い通りにいかないことも多々ある中で落ち着いて取り組めていました。



フリータイムではタブレットの台数よりも希望する子どもの数が上回りじゃんけんでの勝負に!

じゃんけん前に改めて予告と承認を行うと

「大丈夫。負けたら本を読むから」とのこと

そして実際にじゃんけんで負けてしまうと「本読もう」と本棚にすたすたと歩いていきます。こっそりと表情を伺うと悔しそうな顔で、ぐっと涙をこらえているのが伝わってきました。

ここで優しい言葉をかけてしまうと逆にこらえていたものが溢れてしまうので、あえて黙って見守りました。



小学校入学からアネラに来てくれて1年とちょっと。

見せてくれた成長に、職員も思わず涙をこらえる1シーンでした。

ソーシャルスキルトレーニングではケンカになってしまう時について話し合いました。

読んでいただきありがとうございました!

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