毎週水曜日は自立課題の日。
今日は自立課題について改めてお伝えしたいと思います。
自立課題とは、「構造化」という手法を用いて、初めから終わりまで自分一人で取り組むことができるように設定された活動のこと。
ASD(自閉症スペクトラム症)の方をはじめ、社会性に困難をお持ちの方は、「始まり」と「終わり」を意識して、活動を切り替えることが苦手な場合がよくあります。しかし、すべてのものごとには「始まり」と「終わり」がついてきます。したがって、ここに困難を抱えていると社会生活において様々な支障がでてしまいます。
自立課題は視覚的で明確な「始まり」と「終わり」を提示することによって、苦手な方にもわかりやすく「構造化」がしてあります。そしてその活動を繰り返すことによって、「始まり」と「終わり」を意識して活動に取り組む成功体験を重ねていくのです。
写真は自立課題が準備された状態です。
上からピンク、青、緑の色が見えます。
この色が視覚指示となり、取り組む課題の順番がわかるようになっています。
そしてすべての棚が空になれば終了です。
こちらは作業途中の様子を再現したもの。
右側のお箸を該当する色の箸袋にしまっていく作業。
これも箸がなくなれば終了です。
こうして「始まり」と「終わり」を体感しながら練習していくことで、将来の力を養っていきます。
今日はコグトレプリントも並行して行いました。
読んでいただきありがとうございました!
自立課題の日
教室の毎日
24/05/07 11:22