前回のブログで、固有受容覚と前庭覚についてを書きましたが、今日は前庭覚に関してちょっと詳しく。
前庭覚は、身体の傾きや揺れ・スピード・バランスなど重力に対する自分の体勢を自動的に認知し、調整する機能です。
前庭覚の受容器は耳の奥にあって頭の動きや位置を感じ、脳に指令を送っています。
また眼球の動きを助ける働きもあると言われています。
前庭覚が鈍感だと、姿勢が崩れたり、むやみに走り回ったり、危険を顧みず高いところへ上りたがる、板書が苦手などがあります。
逆に敏感だと、ブランコやトランポリンが苦手だったり、プールを嫌がったり、乗り物に酔いやすいなどがあります。
どちらもなかなか生活するのに不便そうで、特に小学校に入ってからは苦労することが多そう・・・という印象です。
通所する子どもたちの中にも、こういった特徴のある子どもたちはとても多いです、特に鈍感な子の方が多いかな〜と。
なので・・・
前庭覚が鈍感なために走り回ったりぐるぐる回っているお子さんに「静かにしなさい!」と言ってもそれは難しい話です。
逆にこの感覚を調整するために、ブランコやトランポリンなどで揺れや重力を感じる遊びを取り入れてトレーニングすることが望ましいので、教室ではアネビーの遊具で運動したり、自然にこの動作ができるようなダンスをする時間を取り入れたりもしています。
家でできる簡単なトレーニングとしては、ケロポンズさんの「エビカニクス」のダンスがあります。子ども大好きケロポンズ♪個人的にはほんとに神だと思います笑
エビカニクスの「えび♪かに♪」のところのポーズがまさに前庭覚のトレーニングにもってこい!
「体幹を伸ばして腕と頭を下げるエビのポーズ、次に勢いよく頭をあげてカニのポーズ」最初はゆっくりだけど、だんだん早くなり最後は超〜早い!これが子どもたちには楽しいようでみんな夢中で取り組むことができています。
他にもエビカニクスのダンスの中には、体幹を左右に曲げる動作や、足踏みをしながら体を回す動作も入っているので前庭覚も体幹と協調運動の簡単なトレーニングにもなります!
ぜひお時間のある時におうちでお子さんと一緒にダンスしてみてください〜♪
★Pastel Colorでは教室見学・体験を実施しております。
気になる方はお気軽にお問い合わせください〜★
前庭覚のおはなし。
子どもの発達
21/12/07 13:06