以前私が勤めていた事業所でのことです。
その日は宿題をする気にはなれないお子さんがいました。宿題をする場所から離れて遊びの場に向かってしまいました。どうしたら宿題に気持ちが移ってくれるか私は考えあぐねていました。
宿題は机上で取り組むのが理想です。でも遊びの場に行ってしまったので机上に戻すのは至難の業です。私は遊びの場に宿題を持っていくことを思いつき、本人に見せてみました。
ブロックでさし棒のようなものを作っていたところに足し算のプリントを持っていきました。プリントを見せながら「クイズです。2+3は何でしょう?その棒で空中に書いてみて!」といった感じで聞いてみました。すると答えてくれました。鉛筆をプリントと一緒に用意していたのですかさず「せっかく正解したのだから書いてみようよ」と言って書いてもらいました。それを繰り返してとうとう宿題のプリントを終えました。本人をうんと褒めるとうれしそうに遊びに戻っていました。
私は教師です。机上での指導がベストですが教師ならばどこでも教えられるのが本当の教師なのかなとそのお子さんから学びました。黒板のない車の中でも、何気ない会話の中でも子どもたちが楽しみながら教育的な要素を散りばめて関わることを得意としています。
この経験が今の私の療育の原点になっています。座学が安定していない幼児さんへの関わりもこの経験を活かせていると感じます。机上でも床でも療育はできます。
今週の活動「ボッチャ」
白玉が起点となるルールですが、アロハでは白玉を使わず赤玉・青玉が何点の的に入ったか2チームに分かれ合計点を競っていきます。パラリンピックの競技にもなっているボッチャ。力いっぱい投げればいいというわけでもなく、コントロールがいいだけでもダメで、絶妙な力加減と的にある玉の様子を見て臨機応変に対応していく頭脳戦でもあります。
いつも運動で活躍している子も力が強すぎてボールがはみ出してしまったり、いつもは消極的なお子さんが大活躍したり…やってみないとわからないボッチャを今週はチームで力を合わせて競います。
味方チームを応援していました。とてもいい光景です。
本日の様子をインスタグラムにも載せてあります。
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合わせてご覧いただけますと幸いです。
ALOHA KIDS SCHOOL柏では運動や工作や運動、学習などを活動に取り入れています。 元教師による療育内容です。板書をして学校の授業のように展開して参ります。
カリキュラムがちがちの大人の押し付けの療育ではなく、日々変化する利用者様のコンディションを見極め、学校とは一線違う活動を行っております。
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★6月13日(火)「臨機応変」★放課後等デイサービス:山口
教室の毎日
23/06/13 17:01