ジーニアスの卵で行っている大部分の活動は、感覚統合を目的としています。
今回は、先日の登山⛰についてどのような効果が期待できるのかを考えて見たいと思います。
感覚統合とは、視覚👀・聴覚👂・触覚✋・固有覚(筋肉や関節の感覚)💪・前庭覚(体の傾きや動きの感覚)🌀の情報を、必要に応じて取捨選択して行動に繋げる働きのことを言います。
視覚👀・聴覚👂・触覚✋は五感に含まれるため、ポピュラーでイメージしやすいと思います。
では固有覚・前庭覚とは何なのか?
登山を例にあげてみると、
・登るために脚にグッと力を入れた時に感じるのが固有覚
・足場の悪いところで身体のふらつきを感じ取るのが前庭覚
になります。
登山ではこれらの感覚情報が入ってくる機会が多い上に、足元や頭上の障害物を避ける・下り坂でブレーキをかけて歩くなど、「感覚情報を使って身体の動きを調節する練習」がふんだんに行えます。
そして入ってくる情報のほとんどが「山を歩く👣」ことに直結しており、街中を歩くよりも余計な刺激が入らないので、感覚統合が苦手なお子さんにはぴったりな活動といえます。
また、感覚統合が上手くなされないと注意力や集中力、情緒にも影響が出ることが分かっているので、多動傾向や過集中による日常生活の困難さの軽減にも繋がります。
様々な効果が期待できる登山活動、今後も積極的に取り入れていきたいと思います🙆🏻♀️
運動療育の専門職による解説😊
教室の毎日
22/06/08 16:02