BEAR 代表のカジタです。
さて今回は「難破船の三人の乗客」というユダヤ人の成功哲学“タルムード”金言集の話についてお話します。
最後ちゃんとお子さんのお話になりますので、ご安心を。
■あらすじ
船が嵐に遭って難破してしまいました。
その船には乗客が3人いました。
3人とも嵐に合い何も食べていなかったので、お腹はペコペコでした。
●乗客A
いつ修理が終わって船が出てしまうかわからないので、
取り残されたら大変だと、船から降りなかった。
●乗客B
島に降りたが、船が見える範囲内でフルーツを食べ、
船の修理が終わる様子を見て、急いで船に戻って来た。
●乗客C
そんな簡単には船の修理はできないと思い、
島の中まで入ってフルーツをたらふく食べた。
乗客Aは、慎重になり過ぎたあまりチャンスを逃してしまい、船旅の途中で餓死してしまいました。
乗客Cは、逆に、楽観的過ぎて、起こりうるリスクに対応できなくなってしまい、
ジャングルに取り残されて、そこで一生を終えてしまいました。
この話の学びは、適正なリスクを取ることの大切さです。
日本人には乗客Aの行動を取る方がかなり多いと感じています。
さて、ここでようやくお子さんの話です。
自転車の練習。コケると痛いし怪我もすることでしょう。
外遊び。一人でどこかに行くのは心配になるでしょう。
自転車なんて乗らなくてもいいです。外遊びもしなくても良いです。
なんならいじめられたり、嫌な思いをするかもしれない学校にもいかなくてもいいんです。
日本は、何もしなくても最低限の生活は担保されるような仕組みになっています。
たかだか、自転車。たかだか外遊び。たかだか〇〇。
やらなくても問題はありません。
でも、一番大切なことを教えてあげるチャンスを失っていくことになります。
そう、3人のうちの乗客Bにならないといけないのです。
適度にリスクを背負うことでしか、生き抜く力は養われません。
乗客Aや乗客Cにならないように、学ばせるチャンスを作ってあげて欲しいです。
日本では乗客Cにならないように、リスクについては、しっかり教えるようには思いますが、乗客Aのように何も行動しない事もリスクだとは教えていないと感じています。
いじめ問題でも、いじめっ子は数人程度です。大多数が傍観者です。
事なかれ主義。といえばきれいな言葉に聞こえますが、乗客Aにならないように適切なリスクの取り方を我々大人が教えてあげないといけないと考えます。
『かわいい 子 こ には 旅 たび をさせよ』
昔の教えはなんと的を得ているのかと感じます。
では具体的な我々のアクションプランです。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてあげる」
大きなリスクにならない事は全部、やってみせてあげましょう。
そして、説明してあげましょう。
そして、実践させてげましょう。
最後に、良く頑張ったと褒めてあげましょう。
自社サイトにも記載がありますが、これからどんな災害に巻き込まれるか想像もできません。でも、乗り越えられる力をつけることは可能です。
乗客Bになれるように一緒に頑張りましょう!!
それでは。
難破船の三人の乗客
代表かじたのつぶやき
23/10/23 14:48