BEAR 代表のカジタです。
さて今回は「魔法のザクロ」というユダヤ人の成功哲学“タルムード”金言集の話についてお話します。
弊社のスタッフ含め全てのサラリーマンへ捧げます。
最後ちゃんとお子さんのお話になりますので、ご安心を。
■あらすじ
あるところに3人の兄弟がいました。
A:1番上の兄
東へ旅立ち、世界の隅々まで見渡せるコップを手に入れました。
B:2番目の兄
西へ旅立ち、空飛ぶじゅうたんを手に入れました。
C:末っ子の弟
南へ旅立ち、森の中で不思議なザクロの実を見つけました。
Aが千里眼のコップで見ると、ある国のお姫様が重病で寝込んでいる姿が見えました。
Bの空飛ぶじゅうたんをでお姫様の元へと向かいました。
Cは不思議なザクロをお姫様に与えて、お姫様の病気は治りました。
恩人である3人のうち一人がお姫様と結婚しました。
さて、誰がお姫様と結婚できたでしょうか?
お姫様は3人に同じ質問をします。
「あなたが私の為に使ってくれた、そのアイテムは今も使うことができますか?」
答えが分かりましたか?
Cのザクロだけは分け与えると無くなってしまうのです。
私の為にザクロを失ったあなたと結婚するとお姫様は言いました。
という話です。詳しくは本を読んで欲しいのですが
このお話の教訓は「No pain, No gain」「痛みなくして得るものなし」ということです。
この考え方は、投資で良く使うリスク管理になります。
さて、ここからは会社の話になります。
経営者や個人事業主以外の全ての方が勤めている(サラリーを貰っている)
と定義すると多くの方が当てはまります。
子供のころ、または大人になっても
学校や塾、サッカーや体操。英会話や資格を取るための授業。
全部お金を払ってきたかと思います。
ではなぜ、お金を払っているのですか?
それは、その事柄について教えてもらうからですよね。
では、お聞きしたいと思います。
あなたは、新入社員の頃、会社の上司から仕事を教えて貰ってませんでしたか?
そう、会社はあなたに教えてあげながら、お金を支払っているのです。
これを、会社では『投資』といいます。
投資と聞くと、お金を株や不動産を買うことなどをイメージする方が多いと思います。いつかそれ以上の価値になるかもしれないという事柄を全て『投資』と呼びます。
会社は初対面のあなたを1回から数回程度、たったそれだけの時間しか話をしていないのに、あなたに投資するのです。
働いているから当然お給料が貰えるという概念はあまりに、一方的且つ乱暴な解釈だと少しだけでも感じてくれたら嬉しいです。
さて、ここからがお子さんの話になります。
投資は私とは無縁だ、と考えている方は多いと思います。
しかし、これからお子さんが社会に出るまで、習い事を含め多くの投資をする
事になります。
また、その投資の見返りも全く期待していないかもしれません。
けど、お子さんが社会に出たとき、独立起業するにせよ、会社に勤めるにせよ、将来、自分がいなくなっても苦労せずしっかり生活できるようになって欲しい。
その為に、今学校を含め、学力や体力がつく習い事に投資しているんですよね?
意識せず学校や習い事に通わしてあげている方も多いかもしれません。
会社は投資した分、回収しないと倒産します。ですので雇用した限り貢献して貰わないと困ります。
お子さんの場合も将来というゴールを考えて投資した方が、よりお子さんの為になると考えます。お子さんのやりたい事を尊重するから今は、、という方も多くいらっしゃると思います。しかし、やりたい事がいざ決まったときに選択できる範囲が多いか少ないかでいくと多い方が良いかと思います。
さて、ここからは具体的なアクションプランです。
「魔法のザクロ」の話のように痛みなくして得るものはありません。
我々もお子さんも痛みとして失うものは2つあります。
①お金
②時間
①に関しては人によって大小があったりしますが、②は全てにおいて平等です。
仕事でもお子さんとの時間でも、他人より時間を使うことは可能です。
仕事であれば、勤務時間外に少し明日やる仕事がやりやすくなる準備や役に立つ本を読んだりできるかもしれません。
お子さんに対してであれば、将来どうなって欲しいかを考えてあげる時間や、一緒に過ごす時間を増やすことかもしれません。
余暇はとても大事ですので強制することではありません。
しかし、何か得たいものがあるなら、TVやスマホを観る時間を少し減らして
時間を失うという自己投資をしてみてはどうでしょうか?
それでは、また。
学校にはお金を払うが会社からはお金をもらう?
代表かじたのつぶやき
24/01/15 17:45