こんにちは。
児童発達支援ikikataです。
今回は事業所にきていただいている保護者の方から「園生活の時に、みんなで使っているおもちゃを投げてしまうことがあるから困っている。投げた後のお子さんは笑っていることが多い。」とお聞きしました。
物を投げるという行動は、大人から見たとき「周りのお友達に当たってしまうかもしれない」や「おもちゃが壊れてしまうかもしれない」など、困ることが多いと思います。
物を投げるという姿から、様々な理由が考えられます。
今回のお子さんの場合は投げた後に笑っている姿から、『思っていることがうまく伝えられず、怒っている』や『近くにいる先生の気が引きたくて、投げている』という可能性は少ないかもしれません。
どちらかというと
「もうおしまい、という意味で投げる」であったり、
「手の運動の調整が難しく、離そうと思っていないけど離れてしまった」、
「目で見た情報から、手を調整して使うのが難しい」という理由が考えられました。
そのため、瞬間的に手を使うところから、物を長く持ち続けられるような活動を行いました。
事業所では、スタンプのように「ポンッ」と瞬間的に使う活動から、はじき絵の活動を行いました。真っ白な画用紙から、本児が好きなキャラクターの絵が浮き上がってくるのが嬉しく、何枚も何枚も取り組む姿が見られました。
児童発達支援ikikataでは、お子さんの「やってみよう!!」気持ちを大切にしながら、お子さんがなぜ、その動作を行うのか。なぜ、この動作は行わないのか、をいろんな視点から考えていきます。
お子さんが、繰り返し練習をする、頑張って療育をするのではなく、目標にしている姿に向けて、1人1人のお子さんが必要な要素を考えて、活動を提供しています。
1度見学へ来て、お子さんのことについて一緒にお話しませんか。
作業療法士、幼稚園・特別支援学校教諭、保育士等、さまざまな経験をしてきたスタッフがお待ちしております。
「おもちゃを投げるのには〇〇の理由があるかも…!」
教室の毎日
25/01/12 20:13