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食事動作の発達と要素

コラム
皆さん、こんにちは!!LITALICOジュニア名駅教室です。


本日は、生活の三大要素である『食』に注目して、お子さまの食事動作の発達についてご紹介いたします。



食事動作には複数の要因があり、どれかひとつができればよいというわけではなく、相互的に影響を及ぼして食事動作が完成すると考えられております。



1.食べ物の認識
いきなり口の中にものを入れられると、それが食べられるものであっても反射的に吐き出そうとするように、人は口に入れる前に食べ物として認識する必要があります。
食べる準備段階として、目の前にあるものが食べ物であることを認識する能力や食事に向かう注意・集中力が必要となると考えられます。



2.口への取り込み
ものを食べるときは、食器を動かすだけでなく、口(身体)から食事を迎えにいくような動きをします。
単調な手や腕の動きだけではなく、いわゆる協調動作と言われる腕と頭部や体幹の連動した動きが必要となると考えられます。



3.咀嚼(そしゃく)と食塊(しょっかい)の形成
食べ物を口に入れ、咀嚼し、飲み込むためには、一定の身体機能が必要となります。例えば口唇(口、唇そのものや周辺の筋肉)は、食べ物が口から出ないように閉じることができるのか。また、舌を上手く使い飲み込みやすい形に咀嚼できるのかなどです。



4.嚥下(えんげ)(飲み込み)
普段私たちは、半自動的に食べ物を飲み込んでいますが、それが可能になるには下あごの安定性や口唇の発達が必要不可欠であると考えられております。成人であっても時折、気道に食事が入りそうになり、むせることは少なくないように、身体は繊細な連動をして嚥下をしています。



以上4つは、食事動作の発達の一例ではありますが、どれも食事動作の発達に必要な要素でありステップであると考えられます。


LITALICOジュニアにおける指導において、実際に食事を行う支援は多くはないと思いますが、腕と頭部・体幹の協調動作など食事と関連するような練習は、適宜実施しております。そして、指導を通して実際の生活場面で活かせるスキルを獲得できるような指導計画も心掛けております。

ぜひ、生活動作の悩みをご相談ください!!

また、LITALICOジュニア名駅教室では、無料相談会・無料体験会を実施しております。とりあえず話を聞いてみたいという方でもご気軽にお問い合わせください。


※参考文献
発達障害の作業療法(著:岩﨑清隆 他 三輪書店2001)

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