自分の気持ちを言葉で相手に伝えることが苦手なお子さんは、行動が先に出てしまうことがあります。
例えば今回は、お友達にケガをさせてしまった場合のお話です。
ケガをさせてしまったことは悪いこととして話をしなければいけませんが、ケガをさせてしまった原因を確認する必要があります。
ただケガをさせたらダメだということを伝えても納得できなければ意味がありません。
まずは、本人の気持ちの整理が必要です。
「叩いた後、どんな気持ちになった?」
「叩く前に何かあったんだよね。何があったの?」
気持ちを聞くときのポイントは、お子さんの気持ちを否定しないこと。
「そっか、そんな風に思ったんだね。」と受け止めながら、まずは聞き役に徹します。
言葉が出てこない時には、フェイススケールを使ったり、文字に書き出してあげるのも効果的です。
気持ちの整理ができたら、
「どうしたら良かったかな?」
「次会ったとき、どうしたらいいかな?」と問いかけてみてください。
お子さんが自分の中から答えを出すことで、気持ちに納得感が生まれます。
なかなか答えが出ない時は、
「今のままだとイヤな気持ちがあるよね」
「〇〇くんは痛くて悲しい気持ちになったんだって」と
優しい声で、お子さんの気持ちと相手の気持ちを言葉に出して伝えてみましょう。
子どもたちは、日々身近な大人の様子を観察して、言葉の意味や伝え方を学んでいます。
お父さんお母さんが、相手を思いやる言葉を使っていると、それがゆっくりとお子さんに伝わっていきます。
また、相手の変化に気付いても
「なんで?」を考えるのは難しいこともあります。
「お父さん笑ってる。何があったんだろう、聞いてきてくれる?」
「みて、〇〇ちゃん。なんで落ち込んでいるのかな?」
周りの人に目を向けるような声をかけてあげると、相手の気持ちに気付く、人を思いやる気持ちをはぐくむことにつながります。
”子どもが誰かを傷つけてしまった”
そのことで、お母さん自身が自信をなくしたり、傷ついていませんか?
お子さんは、自分の感情を伝えることも、相手とのやりとりもまだまだ練習中。
起こってしまった出来事も、自分の気持ちを伝えようとした自己表現の1つです。
これも成長の証ととらえて、周りの環境と一緒に前向きに心をはぐくんでいけると良いですね。
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うちの子がお友達にケガをさせてしまった・・・
教室の毎日
22/08/10 10:24