Ｇripキッズ八千代緑が丘校は
本日も元気に開校中　(^^)v

２０２０年千葉県公立前期入試に
出題された『ままならないから私とあなた』。
朝井リョウさんの作品です。
主な作品は『桐島、部活やめるってよ』、『何者』です。

タイトルの『ままならない』ですが、
ままならないとは「思い通りにならない」「自由にならない」
という意味です。

音楽が大好きで人間味がある主人公と
超合理主義のお友達のお話。
超合理主義のお友達は、中学の数学模試で全国1位。
すごく勉強ができます。できるからこそ、
「学校って、すっごくたくさん生徒がいるのに
一通りのおっきいことしかできないから、意味のないこととか
無駄なことが多くなっちゃうんだよね」と考えています。

人間味のある主人公は、
「意味がないこととか、無駄なこととか
新技術で簡単に省けちゃうようなことにこそ、
人間性とか、あたたみとかそういう言葉にすらできないような
だけどかけがえのないものが宿る気がするの」と伝えています。

さて、
数値を根拠にモノゴトを決める合理主義。
自分の経験などをもとに決める経験主義。
どちらが良いのか分かりません。

ただ、勉強においては
『効率』と『効果』のバランスが大事で
効率だけでもダメですし、泥臭く『効果』を
求める勉強方法も大切だと思っております。