Gripキッズ八千代緑が丘校では、
集団療育で「色塗り」をすることもあります。
この色塗りは「遊びの色塗り」で終わることなく、
子供たちの将来に必要な能力になることを踏まえて
行っています。
それはなぜでしょうか?
今年から千葉県の公立入試が大きく変更されます。
昨年の千葉公立入試において採点ミスが見つかりました。
得点ミスは生徒の得点開示で問題が発覚しました。
この点を踏まえまして、
千葉県は入試においてマークシートを導入します。
マークシートは答えがあるので「簡単だ」と
思いがちですが、実は記述より事務作業が多くなります。
例えば、計算問題で「5+5」が出たとします。
答えは、「10」
記述なら回答用紙に「10」を書けば正解です。
マークシートの場合、1列1字入力するので、
「1」「0」を別々にマークする必要があります。
10の位を先、1の位を後にマークするのか?
それとも1の位を先にマークするのか?
という問題があります。
千葉県の例では、10の位が先になります。
簡単に「塗る」と言っても、
「塗る」ためのルールが存在します。枠から、
はみ出してはいけない。小さくてはいけない。
薄くてはいけない。などがあります。
また、前回ブログにあげている
消しゴムの消し方も重要です。
「消し忘れや消し方が不十分」な場合
読み取りエラーが出てしまいます。
答えが「10」と出ても
1、どの列にどの数字をマークするのか?
2、綺麗に塗らなくてはいけない
3、マークする場所がずれたら綺麗に消さなくてはいけない
など、マークシートは記述よりも正確さが求められ、
時間がかかる入試です。
答えが「0.5」の場合、記述なら
分数の「1/2」も正解でした。
マークシートの場合、小数点の「・」を
マークできないので、分数で答える必要が出てきます。
今まで小数で計算していた子にとっては、
計算問題が不利になってしまうかもしれません。
将来、マークシートの記入で困らないように
小さいうちから「楽しく枠内に塗る」ことを
学んでもらいたいです。
考える必要がある「塗る」大切さ(^ ^)
Gripキッズ職員日記📝
23/09/07 16:25