調理実習って実はめちゃくちゃいい療育の一つになるんです!
料理はこどもの興味を引き立てます。
しかも作業をしている過程がとってもわかりやすい!
視覚や聴覚、嗅覚、触覚…様々な感覚でその変化を訴えてくれるんです。
努力がわかりやすく、最後にその調理したものを食べる!!!
これがこども達のやる気も引き立たせてくれるんです。
料理がいいと言われても、どんな部分に働きかけるの?って思いますよね。
料理は、見本となる大人の動きや食材の様子を目で見る力、
見本の動きを真似する模倣力、
触覚。
「次はどうするの?」などの問いかけを沢山する事ができるので、
段取りをする力、先を見通す力も養われます。
また味見をしつつ行う事で「〇〇を後少し」など、
こどもたちが一番苦手とする
「もうちょっと」などの曖昧な表現を実際に感じ取りやすいのです。
「いい匂い」や「おいしい」など感覚的な言葉も自然と飛び交っていました。
当然様々な道具を使う機会にもなります。
また手を洗うなども促しやすいですし、
何かを焼いている時や混ぜて変化が出る時には、たくさんの会話ができ
共同注視力を育てるいい機会になります。
また、「次は何だったっけ?」とあえて順序を問いかける事で、
またワーキングメモリを働かせる練習もできます。
この様に様々な声掛けのきっかけになるんです!
☆☆☆集団で調理をする利点は共同体験!☆☆☆
でも普通の調理h、おうちでもできますよね。
では何故こういった放課後等デイサービスや児童発達支援事業で
調理実習を行うのか。
それは、こども達が集団でみんなで一つの物を作り上げる事ができるからです。
いわゆる共同体験というやつです。
皆で一つの成功に向かって努力し、その強化子を共に分け合う。
大切な事ですよね。
同じ釜の飯を食う、昔の人は本当にいい事を言いますよね。
どの時代でもそれはとっても大切な事なんです。
毎日のおやつやこうした調理実習等でみんなで食事をする機会を
多く持つ事によっていろんな心が育まれます。
またおうちでは食べなくっても、何故かこども同士で勧め合うと食べることができる。
そういった事も多く、調理実習をきっかけに嫌っていた物が食べられるようになった子もとっても多いです。
「うちの子は不器用だから怖い」と遠ざけるのはもったいない!
調理室でのクッキング
教室の毎日
23/12/17 15:29