こんにちはLITALICOジュニア大船教室です！秋晴れの陽気が心地よい頃となりましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日は「行動観察」について指導の中でも行っていることをお話したいと思います。

「行動観察」とは、お子さまの行動そのものに注目すること、行動の直前のきっかけや行動の直後に何がメリット・デメリットとして生じているのか情報を収集・分析する時に用いています。

本日はご家庭の一例を挙げさせていただきお伝えさせていただきます！
ご飯を食べている時に食べ物で遊んでしまう行動が何度も繰り返される時
・「食べ物で遊ばないで」
・「ちゃんと食べて」
と声掛けをしても聞く耳を持たず、ずっと遊び続けてしまうこと等ありませんか？

この行動の前後をよく観察してみると、実はお子さまなりに考えがあり、行動をしている場合があります。

食べ物で遊ぶ前に
①食べ物を見ている・同じ食べ物で遊んでいる
②近くにいる大人の様子を見ている
など

「食べ物で遊ぶ」といった行動でも、その奥にある本当にやりたいことは全く別のことであることがあります。

①であれば、好きではないものを避けたい・別のお皿が近くになく、食べたくない
物を避けられない環境であるかもしれない

②であれば、近くにいる大人に構ってほしい（ダメと言われることで構ってもらえるなど）、大人の反応をみて楽しみたいのかもしれない

理由がこんなにも違うんですね。

だとしたら、こちらの対応もお子さまのやりたい理由に合わせて変えていかなければいけません。

①「食べたくなかったら、食べたくないって教えてね/（空き皿を用意して）このお皿に避けてね」などの声掛けがあることで、遊ばずに適切に食べたくないことを伝えられるかもしれません。

②「美味しいね」など小まめに声をかけてかかわりを持ったり、適切にできているときに「今〇〇ができていてすごいね」などと賞賛をしてあげたりすることで、適切な行動で大人の注目を得る方法を獲得できるかもしれません。

「やめなさい！」と声をかける前にどうしてそんな行動をしているのか、観察という一歩引いた観点からお子さまの行動を俯瞰してみると、自分自身も少し落ち着くことができます。

ですが毎日ご一緒にいる親御様で、「そんな時間ないよ」と感じられる方もいらっしゃるかと思います。毎日、毎時間、毎分、毎秒でなくていいので、まずは、時間や心に余裕がある時に少し思い出して頂けると嬉しいです。

引き続きよろしくお願いいたします。

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