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お子様にあった学習支援を提供します。~視覚優位・聴覚優位~

療育マメ知識
こんにちは。ブロッサムジュニア流山教室です。

今回は「お子様にあった学習支援の一例」についてご紹介します。
今回は視覚優位・聴覚優位と呼ばれるお子様の認知特性についてお伝えします。

まずは認知特性についてご紹介します。認知特性とは、「目で見る、耳で聞く、鼻でにおいをかぐなどの5感を中心とした感覚情報を脳に取り入れ、整理し、記憶し、記憶を使って理解すること」を言います。
参考:http://www.edu-c.pref.miyagi.jp/midori/tokushi/tomomanabi/tokuseirikai/ninchi.pdf

同じ情報をきいてもお子様の認知特性(得意な感覚情報処理、苦手な感覚情報処理)によって、だれもが同じ方法で記憶したり、理解せず特異な認知特性を使っている可能性が高いです。

また児童発達支援事業所や放課後等デイサービスに通うお子様には、これらの認知特性が、どれかの特性がとても強く出ていて、彼らの強みとなっているケースもあります。

例えば、情報を目で見て取り入れるのが得意な「視覚優位」。情報を耳で聞いて取り入れるのが得意な「聴覚優位」があり、特性が強く出ている場合、「絵で見た図鑑の情報をすぐに覚えてしまう」、「すぐに歌を覚えてしまう」などがあります。

お子様の強みに合わせて指導するとよいかもしれません。

続いて具体的に、視覚優位・聴覚優位についてご紹介します。

視覚優位のお子様は目で見て情報処理することが得意です。
例えば視覚優位のお子様が漢字を学習する際、「漢字を見て,形そのものを覚えたり,書き写したりすることは得意であるが,読みから漢字を想起して書くことが困難であるケース」があります。そのため、視覚優位のお子様への支援の方法の一例として、「見本を手掛かりに視写したり,部首の位置関係などを覚えたりする学習の仕方が有効。一度覚えてもしばらくすると忘れてしまうことが多い場合は,形の特徴に気付かせたり,絵やシンボルで気づかせ関連付けるのもポイント」です。私たちも個別療育の際にお子様に学習支援等を行う場合、部首かるたやイラストなどをその子の学習の習熟度や状況やお子様の認知特性に合わせて作成します。
参考:指導資料 特別支援教育 第182号|認知の特性に応じた
漢字の読み書きに関する指導・支援の在り方
別の一例では、視覚優位のお子様が時計の学習をする際に、以下のような流れで勉強すると、全体像が分かりやりやすい可能性があります。
実際の時計に長い針の数字や長針、短針を見本の時計と見比べながら一緒に作っていき、1分ごとのメモリを記入させ、時間を記入する。全体像を見せながら、視覚的に教えるとやりやすい可能性があります。
参考:みんなちがって、みんないい|皆与志養護学校 地域支援部

続いて聴覚優位についてです。聴覚優位の場合、耳で聞くことが特異なケースが多いです。
例えば、聴覚優位のお子様が漢字を学習する際に「漢字を読むことはできるが,見ただけでは,形を捉えたり,書いたりすることが困難な場合」があります。
「漢字の書き取りを人一倍練習させることは苦手さを一層増加し,学習の効果が期待できないため,得意な音声情報としての処理や記憶を生かし,漢字の成り立ちや意味を言葉と関連させて覚えたり,筆順を唱えて書いたりする学習の仕方が有効である」可能性があります。
漢字のなりたちにあったゴロを支援員が教え、お子様がゴロをきいて一緒に楽しみながら学習したり、一緒に漢字を唱えかきする中で耳で聞く強みを生かして学習できます。
参考:指導資料 特別支援教育 第182号|認知の特性に応じた
漢字の読み書きに関する指導・支援の在り方

視覚優位なのか聴覚優位なのかは発達検査や知能検査に加えお子様の行動観察をすることで、「もしかしたらこうかもしれない」と想定が建てられるかもしれません。私たちの事業所には臨床心理士の方も関わってくださっているので、スタッフで連携してお子様を見つめ、支援していきます。

少しでもお子様の子育てやお子様自身が悩んでいる場合、私たちもお子様や保護者様の力になれたらと思っています。何かありましたらいつでもご連絡ください。

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