ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は、私がブロッサムジュニア流山教室に来るまでに出会ったお子様とのエピソードを書いてみます。
(私がフリーで活動するオンラインでの学習支援をしていた際に出会ったお子様です。本人への了承をいただいたうえで記載させていただきました。)
彼女と関わった中で学んだことは以下の2点です。
・何かが「できた!」と感じることはお子様にとって、「うれしいこと」で、できた経験を通して、「もっとやってみたい!」と思えるきっかけになるかもしれないです。
・家族の一人ひとりが元気でいることが、お子様にとっての希望になると感じました。
① 頑張りすぎて学校にいけない、将来どう生きていいのかわからない
彼女との出会いは頑張りすぎて学校にいけないことがきっかけでした。
彼女は進路を決める大事な時期となっていて、周りの子がどんどんと進路を決めていく様子や、周りの子が受験勉強をしている様子をみて、「自分は(周りの子に比べて)進路も決められないダメな子だ」と感じ、学校に行くことが怖くなり不登校になりました。
彼女が、「がんばりたい、でも頑張れない。」、「本当はやらなきゃいけないのに…」と思った際に、彼女のお母さまから要請を受けて、彼女のオンライン指導を始めました。
彼女が頑張りたいと思った話、でも頑張りたいけど頑張れないこと、自分は頑張らなきゃいけないからこそ、色々なものを犠牲にしてきて趣味はなくて今は何をしていいのかわからないと話してくださいました。
私自身が不登校の経験があったので、
・頑張りたいと思えていること自体がとてもエネルギーのいることで、前に向こうとして頑張っていることが素敵であること。
・進路を決めることもエネルギーが非常にいるからこそ、一緒にオンラインでの関わりを通して、一緒に見つけていこう。
と話すと納得し、学習支援がスタートしました。
②出来たことを通して自信に
彼女は学校に行けていない分学校課題等がたくさん出されていました。そのため、しばしオンラインで授業をしている際に、少しずつ私が学習の解説をしながら、「できた!」経験を増やしていきました。
自分が何もできていないとお子様が感じていた罪悪感も、終わった課題を「見える化」することで、少しずつ彼女の安心感につながり「今日は頑張ったー!」と嬉しそうにしてくれることが増えました。
学校課題が終わり、課題中の課題を通して彼女が話してくれた
・小さい頃は保育士になりたかった。
・優しい家族のような純粋で優しいけど、困り感を抱えている人を支援したい。
というエピソードをもとに、実際に私の経験を話し、実際に同じような仕事をしている人を私がインタビューをした内容を伝え、理解を深めていきました。
彼女が、「小さいころにやってみたいと思っていた子供と関わる仕事に就きたいから大学に行く」と言ってくれ大学受験に向けて学習支援がはじまりました。
③ お母さまの不安に耳を傾けながら、できることを一緒に整理していく
実際に大学受験が始まり、彼女への支援が始まるにつれて保護者様も学費を稼ぐためにパートをはじめたり、大学受験の情報を集めたりで奔走していました。
ただし、慣れないパートの仕事や、大学受験の情報に混乱し、疲れていらっしゃり、お子様ともっと丁寧に関わりたいのにと悩んでおられました。
そのため、私がお母さまともオンラインで相談支援にのりながら、お母さまがすべきこと、私がすべきこと、お子様がすべきことに分けてやることを整理していきました。
お母さまがお子様のために頑張っている姿に対してねぎらいながら、お母さまが頑張っている姿がお子様にとっても「頑張らなきゃ」と思うエネルギーになっていると思うと伝え、お母さまを励ましながら、母子ともにサポートさせていただき、関わらせていただきました。
彼女が大学受験を決意したとき、大学受験まで半年しかありませんでしたが、紆余曲折ありながら、彼女は第一志望に合格し、現在は大学に通いながら夢に向かって努力をしています。
彼女との関わりを通して私も、お子様の「できた!」と感じられる場面を療育の中でたくさん作ることで、お子様が何かに挑戦する勇気が出るのではないか?と感じ、お子様だけでなく、その家族の支援を通して、お子様にとっても保護者様にとってもより良い支援が出来るのではないかと感じました。
そんな私も紆余曲折ありブロッサムジュニア流山教室でスタッフをすることになりました。
私たちブロッサムジュニア流山教室では、利用児を募集しております。
困り感を抱えたお子様や、悩みを抱えた保護者様のお力になれたらと感じています。
お子様、保護者様両方のサポートをさせていただくことで、結果的にお子様がのびのびお子様らしく生きてけるように、そして「できること」を増やしながらお子様の可能性を広げていけたらと感じています。
少しお話を聞きたいだけ等でも大丈夫です。
ぜひお気軽にご連絡ください。
「できた!」が「やってみたい」につながった日|事例パート①
その他
22/08/31 18:25