ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は音読ができる様になるように私たちができるサポートについてご紹介します。
「小学校に入り、教科書が配られ早速授業がはじまりました。でもお友達が読むようにわが子は滑らかに音読ができないみたいなんです…。」
「音読で頑張って読んでるんだけど、うちの子読み飛ばしが多くって。どうしてかしら?」
あなたはこうお悩みかもしれませんね…。
今回は、私たちが実際に行える音読支援についてご紹介します。
①読む場所に注目して読む力を鍛える
まず音読の場合、どの部分を読むべきか教科書やプリントの中から選び取る力が必要です。
そのため、お子様が読む場所が一目でわかるようにしるしをつけたり、定規を当てながら、行を読んでいくなども効果的です。
※実際に、小学校に通うお子様の中で、通常級でも補助員さんがそばについて学習支援してもらえるケースもあるそうです。
それ以外に「リーディングトラッカー」と呼ばれ、読む場所だけが注目できるスケールを使うことも効果的です。
上手に道具を借りながら、お子様が読みやすいような環境を調整します。
私たちがリーディングトラッカーを使う場合お子様の見やすい色や長さを調整して使っていきます。
②お子様が目で追う力を養う
お子様が目で追う力を養うために、ドッチボールのような球技で、目でボールを目で追いながら体を動かすこともお子様の目で追う力を養うことになります。それ以外にもしっぽ取りゲームのような遊びを通して、集団活動の中で目を使って体を調整するような遊びを通して目で追う力を養うことができます。
③声に出して読むとき、リズムよく読む練習をする
お子様がリズムよく読む練習として、大縄跳びやケンパのようなリズム遊びやリトミックなどの活動を通して、2つ以上の行動を協調するような運動が滑らかに行えるように支援します。
例えば、大縄跳びであれば、目で見た情報を整理し、体の動きを調整するため、協調運動をする機会となります。音読も目で見た情報を声に出すことで音読をするので協調運動が必要となってきます。遊びの中で2つ以上のことを使っていきます。
加えて、単純に語彙がふえることで音読がしやすい可能性(文の中でまとまりが頭の中で作りやすい可能性)があるので、語彙なども併せて増やしていくと効果的です。
いかがでしたか?
やみくもにお子様に音読練習をしていくなかで、お子様の失敗体験を増やしていくのではなく、お子様の状況や得意、楽しいに合わせて、お子様ができる様にツールを使いつつ支援していきます。
加えて、お子様の「できた!」が増える様にお子様の発達を促していきながら、最終的に支援員の補助なく音読が読みやすいように支援していきます。
実際に施設に通うお子様の中にはLDのお子様もいます。文字のフォントによって読みやすい、読みにくい等もあるので、お子様に合わせてフォントなども変えて課題を提供することで、お子様の困り感をこちらで分析し、必要あれば学校や保護者様と連携することもできます。
何かありましたらいつでもご連絡ください。
音読ができる様になるために必要な支援の一例
療育マメ知識
22/09/12 11:18