ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は「文章題、文章問題」が上手に解けないお子様への支援方法です。
計算問題ができるのに文章問題ができないお子様もいるかもしれません…。
「計算問題は実際に一緒に数を数えたらできるのですが、文章問題の時はどうすればいいですか?」
とお悩みの保護者様に文章題を解く際のコツをお伝えします。
①文章を正確に読み解く練習をする。
「たろうくんとちえりちゃんの2人はあわせて20このりんごをもっています。
たろうくんはりんごを10こもっています。
ちえりちゃんはなんこりんごを持っているでしょうか?」
このような文章題をいきなり解くのではなく、「問われているものが何か知ること」が大切です。
文章題を解く際に、設問は最後の文である「ちえりちゃんはなんこりんごを持っているでしょうか?」です。この部分に線を引き、「ちえりちゃんがなんこりんごをもっているか考えること」がこの文章題では大きなテーマになります。
②文章題の様子を1文ごとに絵や図で表現してみる。
実際に文章題で様子を1文ごとに図や絵で表現してみることも重要です。もしお子様がかくことが難しそうであれば、支援員が状況を書いてあげながら、文章と絵を照らし合わせていきます。お子様がなれてきたら、選択問題で文章の状況がどの絵の状況なのか一緒に確認してもよいかもしれません。
実際に実体験で体験した方が分かりやすいお子様に対しては、実際に文章題と同じような場面を作り、実際に体験したうえで考えるのも有効です。例えば先ほどの文章題と同じように、ブロックやつみきをりんごに見立てて、支援員とお子様でそれぞれたろうくんとちえりちゃん役をすることを通して、文章で何が問われているか考えることができそうです。
③文章題の中でキーワードを見つけていく練習をする。
文章題では日常生活ではあまり耳にしないような表現を使うケースがあります。例えば、足し算の文章題をする際に使うであろう「ぜんぶでいくつですか?」のような文章や「みんなで何人でしょう?」のような特有の表現があります。それらを覚えてしまうのも効果的です。
足し算:みんなでいくつですか?ぜんぶでいくつですか?
引き算:のこりはいくつですか?ちがいはいくつですか?どちらがいくつおおいですか?
かけ算:いくつ分ですか?~倍ですか?
わり算:1人分はいくつですか?~ずつ分ける
このようにキーワードを文章中から見つけてみて、どんな計算をするのかイメージしてみることも効果的です。
いかがでしたか?私たちはお子様の状況や保護者さまのニーズに合わせて学習支援も行っております。実際にお子様の困り感や認知特性に合わせて学習教材もオリジナルで作りながら対応します。
何かありましたらいつでもご連絡ください。
文章題が上手に解けないお子様への支援の一例
療育マメ知識
22/09/16 09:06