今から約10年以上前のお話です。
こんにちは。ブロッサムジュニア流山教室です♪
今日は、私が以前関わった児童さんの支援方法についてお伝えします。
その子は、Aさん。絵本ををこよなく愛する女の子です。
ある日、デイサービスで見ていた絵本がビリビリと破けてしまいました。
Aさんが、何度も何度も見ているうちに寿命がきてしまったようです。
仕方がないことはではありますが、納得がいかないAさん。悲しいのとショックで涙ポロポロ。バラバラになった絵本を見て、『戻して!!!戻してよ!!!』と言いながら、パニック状態に。クールダウンできる部屋へ移動し『同じ絵本を探してみるね』と職員が声掛けすることで、落ち着てくことができました。
絵本はネットですぐに見つかりました。でも手元に届くまで2週間前後かかります。
『2週間待ってね…』と伝えるだけでは、またパニックになることが予想されます。
そこで考えました。北海道から中国地方にある事業所まで自転車で郵便屋さんが届けてくれる設定にしました。日本地図を用意し、自転車に乗っている郵便屋さんのイラストが、少しずつ少しずつ、事業所に近づいているのを視覚的にも分かるようにしました。1週間でやっと東京まで来てくれました。
そのおかげもあってか、2週間、パニックになることもなく待つことができました。
待つって難しいですよね。
でも、ちょっとした工夫で待つ時間を長くできるかもしれません。数を数えたり、タイマーを使ってみたり。カレンダーに印をつけて、視覚的にわかりやすくしたり。方法は色々ですし、児童さんそれぞれです。私たちは、その方法を見つけるお手伝いができればと思っています。
ちょっとだけ、お話聞いてみたいなでも構いません。
お気軽に合わせ下さい(^^♪
どこから自転車で来たのかな…
療育マメ知識
22/09/26 21:53