こんにちは。
ブロッサムジュニア流山教室です♪
今日は、私が研修で聞いて印象に残っているエピソードをお伝えします。
『よかったら手を組んでみて下さい。どちらの親指が上にきますか?』
これは、成人になって発達障害の診断を受けた20代男性Aさんが、研修の中で参加者に実際にお話された言葉です。
皆さんは、右の親指が上ですか?それとも左の親指でしょうか?それでは一度手を組み直して、上に来る親指を変えてみて下さい。
どうですか?【なんともいえないとちょっとした違和感】を感じませんか?
『発達障害の診断を受けている人は、ずっとこの【違和感】の中で生きているんです』とAさんが言われていました。
※あくまで一例ですので、当てはまらない方も、もちろんおられます。
私が、この研修を受けたのは約10年前になりますが、今でもその時のなんとも落ち着かない、感覚を覚えています。
この【違和感】とどう向き合っていくか…。
ある人は、『手を元に戻してください』と言葉で伝えただけで、【違和感】をなくせるかもしれません。ある人は、手を添えて一緒に手を動かすことで、【違和感】がなくなるかもしれません。ある人は、イラストを見せることで【違和感】がなくなるかもしれません。
アプローチの仕方は、人それぞれですし、私たち支援者は、そのアプローチの方法をひとり一人に合わせて見つけていきたいと思っています。
一度、【違和感】から解放されても、5分後には戻ってしまうこともあります。でも繰り返すことで5分が10分になり、10分が30分になっていきます。そこをお手伝いするのが、療育の場であり、支援者の役目です。
困り感を抱えたお子様や、悩みを抱えた保護者様のお力になれたらと思います。
そして、この【違和感】を共有しながら、少なくしていくお手伝いができればと思っています。
少しお話を聞きたいだけでも大丈夫です。
ぜひお気軽にご連絡ください。
どちらの親指が上になりますか?
その他
22/10/01 21:23