ブロッサムジュニア流山教室です。
今日は、昨日のブログでご紹介した、山口県で実際にペアレントメンターと活動しておられる先輩ママさんに、活動の様子などを書いていただきました。
皆さん、こんにちは。今日は、私がペアレントメンターとして活動する中で、大切にしていることなどをまとめました。お時間がありましたら、最後まで読んでいただければと思います。
私には、三人の子どもがいます。上ふたりは娘で、社会人。そして、末っ子の22歳の息子には重度知的障害を伴う自閉症があります。
現在、息子は総合支援学校を卒業して四年が過ぎ、現在は生活介護事業所に通っています。
発達障害のある子どもの子育てには、本当に色々なコトが起こります。障害の程度の重い息子には「大きな愛情」はもちろん、自閉症の特性に応じた様々な「小さなテクニック」が必要でした。
とてもとても家族だけでここまで歩いてくることは出来ませんでした。療育機関、保育園、学校、児童デイサービス…たくさんの、本当にたくさんの方々に支えていただいた22年です。
ペアレントメンター事業が始まり、バックアップ機関から「ペアレントメンター養成研修」のお誘いをいただき、参加したのはその感謝の思いからでした。
最初は、私に出来るかどうか不安があり、正直なところ尻込みをしていました。
でも思えば、息子の幼児期から、「良さげな(笑)先輩お母さん」を見つけては、お話を聞いたり、困ったときの体験談や対応方法を相談することが何度もあったなぁ〜。
そのお陰で、先の見通しを立てられてホッとしたり、専門機関などの相談先に繋げてもらったりすることで解決の糸口が見えてくることもあったなぁ〜と。
そしてそれは、とても貴重な機会でした。
今、不安が消えた訳ではありませんし、診断前後のデリケートな時期の保護者の方とお話をする時は、特に緊張します。
ただ、私と保護者の方とは全てが同じではないけれど、親だからこそ共感する気持ちをもてたり、寄り添うことは出来るのかなぁということは実感しています。だから、必要とされることがあれば、出来ることがあれば、何かしたいなぁと思います。
また、質問や相談を受けた時は、私の体験の中で、良かったことや失敗談、その結果、こういう方法もあったなぁ〜と、今だから思うこと…後悔に似た気持ちを「私の場合」ということで、お伝えするようにしています。反面教師…として伝わればと(笑)
そして肝に銘じていることがあります。
お話をしたあとに「人に話してみて良かった〜」と感じてもらえるような時間にする、ということです。「ひとりじゃないんだなー」と思ってもらえたら良いなと思います。
最近の活動はというと、保護者や支援者の研修会などで、親の気持ちや子育ての工夫、支援者への思い、きょうだいへの思いをお話したり、バックアップ機関からの要請を受けて、個別相談の機会に参加したり、ということが続いています。
いつの年代の子育てにも、悩みや心配は尽きないもので、私自身も「親亡き後のこと」や「成人期の健康管理」「成年後見制度」など、先輩お母さんにお聞きしたいことが今も山程あります。
そういったところからも、これから、各自治体でペアレントメンター事業が広がり、発達障害のある子どもたちや家族が簡単に、安心して相談できる居場所が増えて欲しいなぁ〜と思います。
それはきっと誰にとっても過ごしやすい社会になるのではないかと思うのです。
その為に、私もできる範囲で貢献していきたいと思っているところです。
いかがでしたか?
ブロッサムジュニア流山教室では、ペアレントメンターに関するチラシをご用意しております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
ペアレントメンターとして…
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22/10/20 07:39